
ないこside
ある日のこと、
メンバー全員でライブついでの旅行ってことで
レンタルバスを借りて観光地を巡っていた
そこまでは良かった
みんなが焦り始めてた頃、
パチッ
パチッ
後ろからいむの凍りついたような声がした
ほとけside
りうちゃんが居なくなった
なんで?
さっきまで一緒だったのに
さっきの数秒?
たったあれだけの時間で
りうちゃんがいなくなったの?
どうして?
誰かに連れ去られたの?
プチッ
突然画面が黒く切り替わる
映し出されたのは1人の少年
みんなが無言で頷いた
ピッ
切り替えられた画面には
目を瞑ったまま居る君
自分の頭に血が上っていくのがわかった
なるべく怒りを表さないように言う
もう我慢の限界だった
握っていた拳を握り締めた
しょうちゃんの声も聞こえなかった
大人組の言葉で気付いた
そう言ったしょうちゃんは微かに震えていて
自分が怖がらせてしまったんだなと思う
りうらside
バスで停電が起きた後、
りうらは誰かに連れ出されて
目が覚めたら知らない場所に居た
“水色髪”
その言葉に安心できた
トンッ
その音と同時に俺は意識を手放した
最後の妖精aさんの言葉は聞こえなかった
ほとけside
2時間後
妖精aが言っていた廃墟に着いた
プチッ
音がして画面がまた切り替わる
僕らは全力で駆け出した
妖精aが言っていた6階に着くと、
りうちゃんが寝ていた
こうして僕らは家に帰った
妖精aside












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。