第9話

第7話 さえずりをシャットアウト
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2024/02/29 03:58 更新
その小鳥は、他よりも色が地味に違った。



歌声はマイクを通しても聞こえず、誰も寄らない。

色は地味に違うけど、必死に他の小鳥に馴染もうとしている。



でも、どこか隠せなくって。

どれだけ他の小鳥に優しくしても、

どれだけ他の小鳥を手伝っても、

どれだけ周りに合わせようとしても、























その小鳥は、いつも

他の小鳥の視界から消える。
ノーマル2
ノーマル2
あ、ごめんね!
ノーマル2
ノーマル2
ぶつかっちゃった!
ノーマル2
ノーマル2
痛くない?怪我とか…
ユキナ
ユキナ
だ、大丈夫…です…
ユキナ
ユキナ
すみません…こちらこそ…
ユキナ
ユキナ
ぶつかってしまって…






ノーマル2
ノーマル2
ん?あなたってもしかして…
ユキナ
ユキナ
し、失礼します…!
自分から消えにいく。

そんな日常なんて、ほぼ当たり前。














そうでもしないと、目立ってしまうから。

誰かの眼の中に入ってしまえば、自分はただの獲物同然。

























だからせめて、姿だけでも似せることができるなら。


自分が異端者だと気づかれないようにできるなら。





























そうやって、今日も。
ユキナ
ユキナ
(今日も、大丈夫…)
ユキナ
ユキナ
(夕食、何かあったかな…)
ユキナ
ユキナ
はぁ…
彼女は、果森 雪菜は。

救世主を待っている。

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