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第3話

2話/紛れもない〝アナタ〟
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2025/02/16 01:20 更新





南雲Side












南雲
南雲
ここが……拠点でいいのかな?












今回のお掃除殺しのターゲット達が中にいるらしいビル。






10階建てくらいだろうか。













大佛(?)
大佛(?)
よし。行きましょ。





南雲
南雲
え、ちょ、まっ、意外と速いね!?







意外とせっかちなのかな?










大佛(?)
大佛(?)
大佛ちゃんに変装したはいいものの、私そこまで変装のレベル高くないので効果切れるのがはやいんですよ。







なるほど?






南雲
南雲
でもまあ、ORDERが2人もいればすぐ終わらせられるでしょ!











大佛(?)
大佛(?)
はい。急ぎでお願いします。















大佛(?)
大佛(?)
じゃあ私とりあえず上の階から潰していくんで








南雲
南雲
僕は下からね〜
大佛(?)
大佛(?)
はい。頑張りましょう。



































もぶ
ゔわぁあぁあッ、…!!!




南雲
南雲
ほんっと、芯のない奴ばっかだよね。





南雲
南雲
こんなに大勢いるのに僕にキズ1つ付けれないだなんて。




南雲
南雲
弱いんだよね〜






















さあ、次は4階に行こう。























大佛(?)
大佛(?)
ごめんね君達。さようなら。



大佛(?)
大佛(?)
ちょっと可哀想だけど、悪いのは君達。





大佛(?)
大佛(?)
こうする殺すしかないの。わかるでしょ?









もぶ
や、や、やめてくれぇ゙ッ、…!






大佛(?)
大佛(?)
来世はちゃんといい人になってね。







ザシュッ、










南雲
南雲
……キレイ………










動きに無駄がない。滑らか。





返り血に塗れた姿大佛があまりにも妖艶で美しくて。












南雲
南雲
あれ、、










僕って大佛ちゃんのこと好きだったり…???














………それはない。











僕はずっと…。ずっと…。

















…………あなただけを愛しているから。



















もうあなたの〝死〟は思い出したくない。
















南雲
南雲
…ていうか



南雲
南雲
もうここ4階

















少々、無理やり話題を出す。












大佛(?)
大佛(?)
……上の方は人少なかったので。












大佛(?)
大佛(?)
あ、でも今回の主犯はいなかったですよ。
大佛(?)
大佛(?)
きっとまだどこかにいる。


















大佛(?)
大佛(?)
私の推測では、このビルに地下室がある。
大佛(?)
大佛(?)
ちなみに屋上にはいなかったです。










南雲
南雲
ソイツを殺さないと任務は完了じゃないってワケかぁ……








































南雲
南雲
やっと終わったね〜!


大佛(?)
大佛(?)
はい。やっとです。













いつもより比較的に長い任務を終わらせて、喜んでいたのも束の間。
















大佛(?)
大佛(?)
……まって。









南雲
南雲
ん?







大佛(?)
大佛(?)
ちょっ…、とまって……、









異変が。













大佛(?)
大佛(?)
どこか、…っ、へや…








〝どこか、部屋〟?










任務が終わりビルから出たばかり。








部屋なんてあるはずがない。







大佛(?)
大佛(?)
やッ、…ばい…!








急にしゃがみ込む㊙さん。






南雲
南雲
えっ、…?大丈夫…!?













大佛(?)
大佛(?)
……やばい…








南雲
南雲
どうしたの、!?











うずくまりながら顔を伏せる。









大佛(?)
大佛(?)
……やっばい
















声のトーンが低くなっていく。






特徴的な大佛ちゃんのレースが消えていく。
 




黒い服がスーツへと変わっていく。






















想定外の〝その時〟が来てしまったようだ。








南雲
南雲
……変装終了ってコト?







大佛(?)
大佛(?)
っ、あ…もう…さいあく………、















あれ、この声…何処かで……。
 














大佛(?)
大佛(?)
予備のマスク持ってないのに……

















忘れもしない。忘れるはずがない。

















亡くなったはずの大好きな貴方あなたの声。
























そんな、まさか、ね。













大佛(?)
大佛(?)
はー、もういい







何やら決心したらしい。












大佛(?)
大佛(?)
私の顔、見ても引かないでください。















立ち上がり、僕の方を向く。









































それは紛れもない








 
you
you
やっほー、なんちゃって。














アナタで。



















南雲
南雲
え、あなた………、?















you
you
……久しぶり。






南雲
南雲
え、…ほんとに……、あなた、??










you
you
マジであなた










嬉しいはずなのに、信じられなくて。





















南雲
南雲
うそっ、……だ…………











you
you
マジだよ舐めんな











































それは、あまりにも突然の出来事だった。






















坂本太郎
坂本太郎
絆水が消えた。






南雲
南雲
…は?








坂本太郎
坂本太郎
……絆水が消えた。













聞き間違いじゃないようだ。









南雲
南雲
……だからっ…意味わかんないって、






南雲
南雲
なんで……、?赤尾も消えたし、……











赤尾の行方不明から1週間も経たないうちの出来事だった。











南雲
南雲
ッ、…くそっ、………
南雲
南雲
あなたまで……











坂本くんも僕も、必死で2人を探した。








後は、2人が死んでいないことを祈るしかできない。














一向に手がかりも何も掴めないまま、1ヶ月が過ぎた。
















最悪の知らせが届く。




















坂本太郎
坂本太郎
………南雲聞いたか。





南雲
南雲
…え?











1ヶ月間、寝られていなくて。















僕の身体は大分疲れ切っていた。
















坂本太郎
坂本太郎
………2人の遺体が見つかった。












南雲
南雲
……は、?








坂本太郎
坂本太郎
だから…………遺体が……









南雲
南雲
聞こえてるよ………ッ、…










嘘だ、信じたくない。

















いやだ、誰か嘘だと言って、












そんなの………受け入れられない。















あなたがいない世界で生きている意味なんてあるのかな。















南雲
南雲
っ、なんで……、








南雲
南雲
くッ、…そ…………















それから数年後、僕と坂本くんはORDERに入った。







仕事をこなしつつ、赤尾とあなたの死因を探していた。







2人は死んだ。死んだはずだ。






それなのに、何処かで生きてるんじゃないかと無駄な期待をしてしまう。
















だって、僕は〝遺体〟を見てないから。







もし遺体をこの目で見ていたなら、きっと死を受け入れることができたんだろうけど。


































南雲
南雲
っ、…なんで……、生きてんの、




you
you
えっ、死ねってこと???









南雲
南雲
ちがくてッ、…





南雲
南雲
僕はッ、…ずっと…、7年間も………
南雲
南雲
あなたがいない7年間もッ、……………













あれ、なんでだろう。
〝好き〟って言葉が出てこない。








殺し屋の仕事をしている上で、ターゲットの周りの女性に〝偽りの愛〟を向けることはあった。







その時は簡単に、愛がない〝好き〟を言うことができたのに。












南雲
南雲
っ、なんでッ、…グスッ、










あれ。僕泣いてる。













you
you
えっ、泣いてんの、?
you
you
南雲が泣いてるところなんて……初めて見た…。







南雲
南雲
ごめッ、…グスッ、







南雲
南雲
まぁッ、…とにかくっ、!
南雲
南雲
4人でずっと一緒だったでしょッ、……
南雲
南雲
だから、2人も死ぬなんて………ずっと受け入れられなかったからッ………




南雲
南雲
生きててくれてっ、嬉しいけど………、
南雲
南雲
なんで7年間もッ、…僕の前に現れてくれなかったの……ばかっ……、










あぁ、違う。あなたを責めたいんじゃない。













本当は心の底から嬉しいのに………










なんで僕って素直になれないのかなぁ……
























you
you
っ、ごめん……





you
you
それはね、





























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