あなた 高校一年生
竜胆 高校三年生
高校生、花のjk。火の中にいるような暑さ
転校してきて、学校の中で迷子になっていた私。場所を教えてくれたのはたまたま通りかかった三年の先輩、竜胆くんだった。
転校初日↓
(どうしよう、、ここどこ?)
どこがどこかがわかんなくてウロウロしてた
その時
「大丈夫か?」と
ここの生徒が話しかけてきた
見た目が不良ぽくてびっくりしたけど
「あ、あの迷子になってしまって……、」
竜「あー転校生?」
「は、はい!」
竜「へぇ、何年生?」
「一年生、です」
竜「そっか、一年の教室は北校舎の4階だよ」
「あ、ありがとうございます!」
竜「いーえ、そういや名前なんていうの?」
「、あなたです」
竜「あなたか、俺灰谷竜胆よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
とても親切な人で、よかった
竜「そろそろ時間なんじゃない?」
「あ!ほんとだ」
竜「またねあなたちゃん」
「あ、はい!」
その日を境にたびたび学校で話すようになった
世間話や学校でのこと、竜胆くんにはひとつ上の兄がいるだの
いろいろなことをしゃべった
たまに一緒に帰った時もあった
見た目は怖いけど、優しくてときには拗ねたりして可愛かった時もある。
あまりいい噂は聞かないけど、私は彼のこといい人だと思う
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!