第2話

23
2024/05/08 09:56


一気に話が進みます


彼は三年生



私はあの日から竜胆先輩に好意を抱いてしまった。別に恋愛には興味がなく、異性とこのように話したり、帰ったりするのが初めてで、どう接したらいいのかがよく分からない

小学生、中学生の頃はほぼ女友達、先生としか話したことがない。クラスメイトの男子に声をかけられたが、緊張して、、なのか、喉が詰まって声が出なかった

でも竜胆先輩には普通に喋ったりできた


なんでだろうと思ったけどこれは








"恋"してるから





だと私は思う、


今までこんなことは一度もなかったから。


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転校してからあっという間でもう春に近づいてきた。

先輩はもうすぐ卒業しちゃう


今からでも、、





放課後↓



竜「あなたちゃん!一緒に帰ろうぜ」

「あ、うん!」


これがチャンスだ

ここで行くしかない!!


竜「あ、あのさ」
  「う、うん」


いつ言おうかな


どう告白しよう

そう頭でぐるぐる考える
……



竜「好き、、だから…付き合ってください!」


「え、?」




竜「だ、だめかな、、?」

言おうと思っていたら竜胆先輩が……

私は告白されたことに驚いた、あの竜胆先輩だからモテるだろうし、一瞬嘘コク、かと思った。夢みたいだった
でもその時彼の顔は真っ赤でほんとに言っているんだと。とても嬉しかった

なんなら今までの人生で一番幸せかもと思ったくらいだ


「わ、わたしもす、すきだった、の」

私も自分の思っていることを言う


竜「本当!!」

そう言って彼は私の両手をぎゅっと握った

「…うん
異性に触られるのが恥ずかしかった

そうやって私たちは付き合い始め




帰りにクレープを食べたり、ゲーセン行ったりした。





私のお父さんは交通事故で他界、兄弟はいない

母子家庭だ

お母さんはそこまで厳しくないから門限とかはない


だからその日は沢山遊んだ





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そうやっていくうちに竜胆くんはもう卒業



悲しいけど仕方ない
また会えないかな
いつか"結婚"とかできたらな




とかそれだけ考えていた



卒業式が終わり、卒業証書を持って竜胆くんがやってきた






竜「あなたちゃん」


「竜胆くん…」


竜「また、今度一緒にデートしような!」


「うん!」


「また、会える?」


竜「あぁ!」


「よかった」


竜「、、夏休みとか空いてる日あったらお泊まりとかもな!」


竜「なんかあったら連絡してもいいし、家にも来いよ」

「うん」


「竜胆くん」


竜「ん?」



「卒業おめでとう」



竜「ありがとな」

桜の花びらがたくさん降ってくる









それはとても綺麗だった


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