目が覚めると 最初に入ってきたの
白い天井
横を見れば 点滴や医療機械
医者によると、私は交通事故にあったらしい。
最初に目が覚めてから もう1週間が経った。
だけど、私のお見舞いに来てくれる人は
誰1人いない....
いや、いなかった 今日までは..
コンコンコンッ
ガラガラ、と静まり返った病室のドアが
遠慮がちな音 を立てて開いた。
顔を覗かせたのは
驚くほど整った顔立ちをした男の子。
続けて、その後ろから次々と
モデルのような男の子たちが部屋に入ってきた
1、2、3……全員で10人、?
狭い病室は
一瞬にして彼らが埋めつくした
一番前にいた、太陽みたいに明るい笑顔の男の子が
私のベッドの横に駆け寄ってきた。
私のの言葉に、部屋の空気が一瞬で凍りついた。
みんなが顔を見合わせて、言葉を失っている。
少しぶっきらぼうだけど、優しい瞳をした
背の高い男の子が小さくため息をついた。
穏やかな声でそう言って
お守りのような小さなぬいぐるみを置いてくれた
優しい顔をした男の子、
その後、10人みんなが自己紹介がてら
みんなが1人ずつ私に話しかけてくれた
優しくて、暖かくて
私はオドオドしながら感謝で返すことしかできなかった
そんな中、一番後ろで、ドアの近くに立っていた男の子と目が合った
彼は他の人達みたいに
泣きそうな顔も、笑った顔も していなかった
ただ、少しだけ困ったように眉を下げて
私をじっと見つめていた。
私と目が会った瞬間逸らして
みんなの方へ視線を変えた
彼の一言でぞろぞろと出ていった。
彼は一番最後に部屋を出るとき、私に一度も背中を向けないまま 、ボソッと呟いた
彼らが去った後、部屋には微かに、
誰かが持ってきた花の香りが残っていた。
そして、私の手元には
さっき誰かがこっそり置いていったのか
小さなメモが。
この10人の中に、君の彼氏がいるよ。
僕たちがついた「最初の嘘」、見抜ける?
窓の外を眺めると
さっきの10人が肩を 並べて歩いていくのが見えた。
記憶をなくした私
10人の「自称・親友」
そして、私に一番無関心に見えた、あのアサヒさん
この嘘つきくんとの物語が、ここから始まるなんて。
私はまだ、何も知らなかった。
💥💥💥
新作投下失礼しますm(_ _)m
☆ ,♡ お願いします🙏
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。