目黒side
「また明日」その言葉を言い終わる瞬間に結澄は家の方向へと走り出した。追いかけたかったけどなぜかこえがでなくて、伸ばした手は結澄の指先ひとつも触れられなかった。ただ立ちつくすことしか出来ずにいた。
やっぱり、來くんは俺の知らない結澄を知っている。それがなんだか悔しかった。
この子、結澄の幼なじみだったら、中学生?だよね?それなのにこんなに見透かされるなんて……
來くんは俺の手を取って一目散にかけて行く。俺は着いて言ってるだけになっているが、取られた手はとてつもなく安心感があって、絶対見つけられるって思えた。
しばらく手を取られて走っていった。もちろん周りを気にしてずっと探してた。
來くんの目線の先には大男に囲まれて困っている結澄。経緯は分からないが、とにかく助けないと危ない
その言葉の真意は分からなかったが、とにかく助けないとという気持ちが先走った。
(結澄くん救出成功)
結澄は驚いたように大きな目をさらに見開いてこっちを見てきた。やっぱり來くんの方が良かったのかなんて思ってしまったり……
やっぱり、結澄には來くんしか写ってない。いや、さっきまでいたのに一緒にいないから気にしてるだけかもしれないけど、
今、來くんはきっとどこかで見てるんだろう。
なんの事やらという感じで俺の目を真っ直ぐ見つめてくる結澄。正直俺はその目に弱い。なるべく顔に出ないようにはするけどね
後ろの方から走っている足音が聞こえてきた
急に出てきた來くんに結澄はまた目を丸くして驚いていた。
二カッと笑ってこっちをみてくる來くん。でも、こうやって結澄を助ける場面をくれたのは紛れもない來くんで、お礼を言うのはむしろ俺の方。結澄には不自然に思われるかもだけど、今言わないとダメだから、
結澄の顔を見るとまた不思議そうに眉をひそめていた。
……俺の好きな顔っていうのは内緒にしておこう
そういった來くんは俺の目を見てニコッと笑ってきた。たぶん、そういう意味なんだろう、
俺は微笑み返して頷いた。
來くんは走って帰っていった。当の結澄は少し寂しそうな顔をしていて、心に何かがズキンと刺さった感じがした。
寂しさを和らげれるように少し明るめに提案してみる。
さっきまで寂しそうな顔をしてたのに……いつもの笑顔に戻っている、もはや演技なのかそうじゃないのかも分からない。
ストレートに聞かれて心の準備ができてなかったからドキッとした。悪びれる様子もなく聞いてくるから、からかってるのかそうじゃないのかがますます分からない。
顔の前で手を合わせて目をつぶった。何も反応がないから目を開けてみたらくすくすと笑っている結澄が居て、天使なんじゃないかって思った。
今度はちゃんとからかっているようで、いたずらっぽい笑みを浮かべてきた。
今度はいたずらっぽい笑みじゃなくて目を細めて微笑んでくれる。やっぱりこの人は魔性だ。
……これまた急だな、またすごいこと言うんじゃないか?
ほんとにどうしたんだろ?
自分でもびっくりするくらい間抜けな声が出た。ほんとに、何も悪びれる様子もなくそういうことを言うから、むしろ俺がおかしいんじゃないかと思えてしまうほど、
來くんの言ってた強敵というのは、ほんとに合ってた見たい……
俺はとんでもない人を好きになってしまったみたいです。
こんばんは!ひまたまです!
長くなってしまった……!來くんがすっごいイケメンで自分でも惚れ惚れしてます……笑
あの時の「後悔」の話では、めめはこう思ってたらしいです!
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ではー!






![⛄💜17時のスイッチ[完結]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/EOkNL2MhxNOnLeVbLBmpGszqo363/cover/01KDMET6R8CVT70D1RTK9AKTAJ_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。