第24話

アレの裏側(來くんとめめ)
70
2025/12/14 12:02 更新
目黒side




「また明日」その言葉を言い終わる瞬間に結澄は家の方向へと走り出した。追いかけたかったけどなぜかこえがでなくて、伸ばした手は結澄の指先ひとつも触れられなかった。ただ立ちつくすことしか出来ずにいた。
青野 來(あおの らい)
目黒さん、追いかけましょう!
目黒蓮
……へ?
青野 來(あおの らい)
結澄のことだし、どっかですっころぶかぶつかるか誰かに声かけられるかの3択です。方向音痴なので寄り道するような真似はしないとして、……とにかく!追いかける他ないでしょう!?
やっぱり、來くんは俺の知らない結澄を知っている。それがなんだか悔しかった。
目黒蓮
で、でも、
青野 來(あおの らい)
……結澄のこと、好きなんでしょう?
目黒蓮
えっ!?
青野 來(あおの らい)
さすがに冗談です。好きだとしたら、とんでもない強敵を相手にしてると思ってください。
……俺は応援してるので、
この子、結澄の幼なじみだったら、中学生?だよね?それなのにこんなに見透かされるなんて……
青野 來(あおの らい)
とにかく今は急ぎましょう、はやく!
目黒蓮
うわっ、ちょっ
來くんは俺の手を取って一目散にかけて行く。俺は着いて言ってるだけになっているが、取られた手はとてつもなく安心感があって、絶対見つけられるって思えた。

しばらく手を取られて走っていった。もちろん周りを気にしてずっと探してた。
青野 來(あおの らい)
……いた!
目黒蓮
……!
來くんの目線の先には大男に囲まれて困っている結澄。経緯は分からないが、とにかく助けないと危ない
青野 來(あおの らい)
目黒さん、結澄を助けてあげてください。
目黒蓮
え、でも、きっと結澄は來くんを……
青野 來(あおの らい)
いいんです。結澄には、俺以外の優しさを知ってもらいたいから。
その言葉の真意は分からなかったが、とにかく助けないとという気持ちが先走った。
目黒蓮
……分かりました、ありがとうございます、
(結澄くん救出成功)
茜音結澄(あかねゆず)
め、目黒さ、
結澄は驚いたように大きな目をさらに見開いてこっちを見てきた。やっぱり來くんの方が良かったのかなんて思ってしまったり……
目黒蓮
結澄、1人で帰ろうとしたら危ないじゃん……
茜音結澄(あかねゆず)
……ごめんなさい、でも、ありがとうございます。
目黒蓮
んーん!間に合って良かった
茜音結澄(あかねゆず)
でも、來は……?
やっぱり、結澄には來くんしか写ってない。いや、さっきまでいたのに一緒にいないから気にしてるだけかもしれないけど、
今、來くんはきっとどこかで見てるんだろう。
目黒蓮
あー、來くんなら、もうすぐ来るよ
茜音結澄(あかねゆず)
もうすぐ……?
なんの事やらという感じで俺の目を真っ直ぐ見つめてくる結澄。正直俺はその目に弱い。なるべく顔に出ないようにはするけどね


後ろの方から走っている足音が聞こえてきた
青野 來(あおの らい)
はぁっはぁっ結澄っ!大丈夫!?なんもされてない!?
茜音結澄(あかねゆず)
ら、來……大丈夫だよ、目黒さんに助けてもらったから
急に出てきた來くんに結澄はまた目を丸くして驚いていた。
青野 來(あおの らい)
良かったぁ……目黒さん!ありがとうございますっ!(*´罒`*)
二カッと笑ってこっちをみてくる來くん。でも、こうやって結澄を助ける場面をくれたのは紛れもない來くんで、お礼を言うのはむしろ俺の方。結澄には不自然に思われるかもだけど、今言わないとダメだから、
目黒蓮
いいえ……こちらこそ、ありがとうございます
結澄の顔を見るとまた不思議そうに眉をひそめていた。
……俺の好きな顔っていうのは内緒にしておこう
青野 來(あおの らい)
ちょっと急用が入ったので先に帰ります!では!
そういった來くんは俺の目を見てニコッと笑ってきた。たぶん、そういう意味なんだろう、
俺は微笑み返して頷いた。
茜音結澄(あかねゆず)
え、待って來っ!
青野 來(あおの らい)
ごめん結澄!またあした!
茜音結澄(あかねゆず)
また、明日……
來くんは走って帰っていった。当の結澄は少し寂しそうな顔をしていて、心に何かがズキンと刺さった感じがした。
目黒蓮
じゃあ、帰ろっか?
寂しさを和らげれるように少し明るめに提案してみる。
茜音結澄(あかねゆず)
ですね(*^^*)
さっきまで寂しそうな顔をしてたのに……いつもの笑顔に戻っている、もはや演技なのかそうじゃないのかも分からない。
茜音結澄(あかねゆず)
あ、目黒さん
目黒蓮
ん?なに?
茜音結澄(あかねゆず)
さっき助けてくれた時、彼氏って言ってましたよね?僕、いつの間に目黒さんと付き合ってたんですか?
ストレートに聞かれて心の準備ができてなかったからドキッとした。悪びれる様子もなく聞いてくるから、からかってるのかそうじゃないのかがますます分からない。
目黒蓮
あ、///それは、あの時助けるにはこれしかないかなーって思って言ったんだよね///
目黒蓮
ごめんっ!忘れてっ!
顔の前で手を合わせて目をつぶった。何も反応がないから目を開けてみたらくすくすと笑っている結澄が居て、天使なんじゃないかって思った。
茜音結澄(あかねゆず)
ふふっ( *´艸`)分かりました( *´꒳`*)綺麗さっぱり忘れておきますね?
今度はちゃんとからかっているようで、いたずらっぽい笑みを浮かべてきた。
目黒蓮
うーん、きれいさっぱりは悲しいかな?
茜音結澄(あかねゆず)
あー、じゃあ頭の片隅にでも置いておきます( *´꒳`*)
今度はいたずらっぽい笑みじゃなくて目を細めて微笑んでくれる。やっぱりこの人は魔性だ。
目黒蓮
うん、それくらいがいいかな笑
茜音結澄(あかねゆず)
わかりましたっ!(*^^*)
でも、目黒さんが彼氏ってことは、僕は彼女ってことですよね?
……これまた急だな、またすごいこと言うんじゃないか?
目黒蓮
そういうことになるね、
茜音結澄(あかねゆず)
……
ほんとにどうしたんだろ?
目黒蓮
けど、それがどうかした?
茜音結澄(あかねゆず)
いえ、目黒さんの彼女さんは、さぞかし幸せなんだろうなぁって、思っただけです!
目黒蓮
へ、///
自分でもびっくりするくらい間抜けな声が出た。ほんとに、何も悪びれる様子もなくそういうことを言うから、むしろ俺がおかしいんじゃないかと思えてしまうほど、
來くんの言ってた強敵というのは、ほんとに合ってた見たい……
茜音結澄(あかねゆず)
今日は、助けてくださってほんとにありがとうございました!では、またあした、( *´꒳`*)
目黒蓮
う、うん///また、あした、!
俺はとんでもない人を好きになってしまったみたいです。
こんばんは!ひまたまです!
長くなってしまった……!來くんがすっごいイケメンで自分でも惚れ惚れしてます……笑
あの時の「後悔」の話では、めめはこう思ってたらしいです!
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ではー!

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