第20話

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2020/04/23 07:07


その瞬間私はすぐさま
部屋の片付けをしに行った



もし、あなたの部屋がみたい
なんて言われたら……ッッ





さっさと片付けを済ませ
何食わぬ顔でリビングへと戻る
お母さん
部屋の片付けでもしてたの?
あなた

え!?
なんで……

お母さん
バタバタ上からうるさかったからよ




そして盛大に笑ったお母さん
お父さん
お前も少しはそういうことを
気にできるようになったか!!



お母さんと一緒に笑っているお父さん



それがすごく恥ずかしく感じ、

思わず顔が赤くなる




そうして
他愛もない会話をしていると
ガチャっと扉が開き
不死川先生
不死川先生
ありがとうございました





いつも立っている髪が
ふにゃっと倒れていて

肩にかけているタオルに髪からたれる
雫が染み込む。


いつもと全然雰囲気が違うせいか
ドキドキがさらに加速し


お父さん
おお!!
ささ、飲もう飲もう!!
不死川先生
不死川先生
はい、すみません。
いただきます。





じーっと先生を見ていると

ふと先生がこちらに向き

ん?とでも言いたげに小さく首を傾げた


そして私は小さく首を振り
すぐさま目を逸らした。









それから私もお風呂に入ることにし


お風呂場へ向かう。





いつもより念入りに…………って






何かある訳でもないのに
万が一のために頑張る私…………


さすがに変態すぎる。





先生の体に触れたいって思うし

先生に抱かれたいって思う。




けどこんなの夢にしか過ぎないけど。






そんなことを考えながらいつもより長く
お風呂に入った



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