あの事件があってからというもの
私たちはものすごく仲良くなってしまった
カップルみたいなこともして
2人で芸人みたいな言い合いもした
スンヨン오빠と私はものすごく相性が良いらしく
私のおふざけにも付き合ってくれたし
もちろん
スンヨン오빠のおふざけにも付き合った
共通の友達からは面白いカップルだとも言われた
私も오빠といるとものすごく落ち着くし
楽しいし
優しいし
いつの間にか오빠の事を好きになっていた
私を押し倒した
またほっぺぷにぷにされた
私がまだ오빠に好きだと言ってないから
ここまでで終わらせてくれる所もいい
無理に先に行かずゆっくり来てくれる
最近오빠が忙しいようで頻繁に事務所に行っている
______________スンヨン______________
オーディション番組か…
ものすごく出てみたい…
でもあなたと会えなくなるのは…嫌だな…
でもこのままソロを続けるのか…
どうしよう…
一旦相談してみるか…
__________________________
_______________スンヨン 終わり_______________
오빠からの愛は感じられるというのに…
私は오빠が忙しくなる度に
不安が募る
可愛い女の人といるのかな…
私の事なんて飽きたのかな…
なんて思ってしまう
重い女だと思われたくないから言わないけど
心配で心配で仕方がない
さっきも家に帰ってきてからずっとスマホ見てるし
女の人と連絡してるのかな…って思ってしまう
오빠がお風呂に入ってる間も携帯からのカトク音がうるさくて
画面見たら
『ヌナ』って登録してある人から連絡来てるし
『スンヨナ大丈夫だよ』
『きっと出来るさ』
『一緒に頑張ろう』
『明日も10時からだよ』
『いつものとこ来てね』
なにこれ……
明日も会うの…
ヤダヤダ
考えたくない
もう今日は寝よう
私がベッドに入って10分後に오빠がお風呂から上がった
오빠の声が聞こえたけど今は話したくなくて寝たフリをした
_________________朝_________________
腕を広げて、ハグしてとでも言ってるみたいだ
そういいながら、スンヨンはハグをしてきた
私の腕は彼の背中に手を回していて…
体を離して私の顔を覗き込んだ
ブーブー
오빠が去っていく中『もしもしヌナ??』
という声が響いた
悲しい。私だけの人じゃないような気がして。
からかわれているのだろうか。
もしかしたら私が오빠の事を好きだって事を分かっててやってるのかもしれない
でもそんな性格じゃないと思うんだけど…
ブーブー
私の携帯だった
『びーくん』
iKONのメンバーでリーダーだったんだよね
今は脱退しちゃったけど……
私がお腹痛くて倒れそうになった所を助けてくれてから仲良くなったんだっけ
よし!!久しぶりに出かけるしお洒落しなきゃ!!
服もかわいい服に着替えて
メイクをして
髪セットして
※韓国はこの時期暖かいってことにしてください!!笑
おっけい!!よし!!行こう!!
あ、一応びーくんに連絡しとこう
____________
もしかしてのもしてかしてだけど
これで嫉妬大作戦出来そうじゃない??ww
よし!!びーくんに色々手伝ってもらおう
_____________スンヨン_____________
どうしよう。あなたがびーくんって人と遊ぶって………
電話してるのちょっと聞いたんだけど
家に来させるって……え……
まってまって。やだよ。
これじゃあ事務所行っても内容頭に入んないな
あなたは大丈夫だって言ってるけどほんとかな……
襲われたりしないよね??大丈夫だよね??
僕だってまだあなたとしてないのに………
先越されるとかいやだ!!
こんなことしか考えられないなんて…気持ち悪すぎる……
とりあえず今はデビューの事だけを頭に入れよう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。