第11話

『ヌナ』『びーくん』
292
2020/04/03 11:00
あの事件があってからというもの
私たちはものすごく仲良くなってしまった
カップルみたいなこともして
2人で芸人みたいな言い合いもした
スンヨン오빠と私はものすごく相性が良いらしく
私のおふざけにも付き合ってくれたし
もちろん
スンヨン오빠のおふざけにも付き合った
共通の友達からは面白いカップルだとも言われた
私も오빠といるとものすごく落ち着くし
楽しいし
優しいし
いつの間にか오빠の事を好きになっていた
スンヨン
スンヨン
あなた~
あなた

なに~

スンヨン
スンヨン
大好きっ
あなた

可愛い

スンヨン
スンヨン
え~
じゃあこれは??
私を押し倒した
あなた

可愛い

スンヨン
スンヨン
も~
あなたの方が可愛いじゃんか
またほっぺぷにぷにされた


私がまだ오빠に好きだと言ってないから
ここまでで終わらせてくれる所もいい
無理に先に行かずゆっくり来てくれる


最近오빠が忙しいようで頻繁に事務所に行っている
あなた

また行くの??

スンヨン
スンヨン
うん
ごめんね
事務所から呼び出されてて
あなた

そっか
大丈夫だよ
行ってらっしゃい

スンヨン
スンヨン
ありがと
行ってきます


______________スンヨン______________
スンヨン
スンヨン
PRODUCE X 101…ですか??
事務所の人
事務所の人
そう…
事務所の人
事務所の人
スンヨンならきっとデビュー組に入れると思うの
事務所の人
事務所の人
出るか出ないかはスンヨン次第だよ
スンヨン
スンヨン
そうですか…考えてみます
事務所の人
事務所の人
うん
事務所の人
事務所の人
なるべくはやく答えを出してくれると嬉しい
スンヨン
スンヨン
分かりました。ありがとうございます。
オーディション番組か…
ものすごく出てみたい…
でもあなたと会えなくなるのは…嫌だな…
でもこのままソロを続けるのか…
どうしよう…

一旦相談してみるか…
はる
はる
スンヨン!!どうしたの??呼び出して
スンヨン
スンヨン
彼氏といた??急にごめん
はる
はる
うんん。全然大丈夫
スンヨン
スンヨン
あのさ、事務所からPRODUCE X 101に出てみない??って言われてるんだけどさ…
はる
はる
うん
スンヨン
スンヨン
俺彼女いるんだよね…
離れたくなくてさ…
でも番組に出てチャンスを掴みたいんだ
はる
はる
もしかしてこの前の女の子??
スンヨン
スンヨン
そう
なんでわかったの?!
はる
はる
だってスンヨナ…
彼女さんを見る時のスンヨナの顔がとけそうで見てて気色悪かったし…
それに彼女さんが走ってった時、めっちゃ焦ってたじゃん
スンヨン
スンヨン
気色悪いは酷くない??笑
あれは焦ったね
はる
はる
でもさ私はオーディション番組に出た方がいいと思うよ
はる
はる
彼女さんも本当にスンヨンを愛してるなら離れないだろうし待っててくれるよ
スンヨンは待っててくれてる間にぱぱ~っとデビュー枠勝ち取っちゃえばいいやん!!
スンヨン
スンヨン
そうだといいんだけどね……
はる
はる
けど??
スンヨン
スンヨン
名前は一応カップルなんだけどさ……
僕が強引に彼女にしたんだよね……
『惚れさせてみせる!!』って言って…
だから待っててくれるかどうか…
はる
はる
え~!!スンヨナってそんなことできるんだ!!
スンヨン
スンヨン
なに感心してんだよ‪笑
はる
はる
でもさ、そのオーディション番組、
オーディション番組に出るためのオーディションがあるじゃん。とりあえずそれ受けてさ。受かったら彼女さんにしっかり話せばいいと思う
スンヨン
スンヨン
そうだね!!その方法があった!!
スンヨン
スンヨン
ありがとう!!やっぱ頼りになるわ!!笑
はる
はる
ん。じゃ彼氏の所行かなきゃ。
ばいばい
スンヨン
スンヨン
ありがと
__________________________
スンヨン
スンヨン
ヌナ…僕PRODUCE X 101のオーディション受けてみます!!
事務所の人
事務所の人
お!!ほんと?!やっぱスンヨナはそう来なくっちゃ!!
事務所の人
事務所の人
詳しい事はカトクで連絡するわ!!
スンヨン
スンヨン
はい!!ありがとうございます!!
_______________スンヨン  終わり_______________
오빠からの愛は感じられるというのに…
私は오빠が忙しくなる度に
不安が募る
可愛い女の人といるのかな…
私の事なんて飽きたのかな…
なんて思ってしまう
重い女だと思われたくないから言わないけど
心配で心配で仕方がない
さっきも家に帰ってきてからずっとスマホ見てるし
女の人と連絡してるのかな…って思ってしまう
오빠がお風呂に入ってる間も携帯からのカトク音がうるさくて
画面見たら
『ヌナ』って登録してある人から連絡来てるし
『スンヨナ大丈夫だよ』
『きっと出来るさ』
『一緒に頑張ろう』
『明日も10時からだよ』
『いつものとこ来てね』
なにこれ……
明日も会うの…
ヤダヤダ
考えたくない
もう今日は寝よう



私がベッドに入って10分後に오빠がお風呂から上がった
スンヨン
スンヨン
あなた…寝たの??
오빠の声が聞こえたけど今は話したくなくて寝たフリをした


_________________朝_________________
あなた

…ん

スンヨン
スンヨン
起きた??
スンヨン
スンヨン
おはよう
あなた

おは…よ…

スンヨン
スンヨン
ん…
腕を広げて、ハグしてとでも言ってるみたいだ
あなた

やだ…

スンヨン
スンヨン
え~
そういいながら、スンヨンはハグをしてきた
私の腕は彼の背中に手を回していて…
スンヨン
スンヨン
んふっ
嬉しいな
あなた

……

スンヨン
スンヨン
どうしたの??
体を離して私の顔を覗き込んだ
あなた

何もない

スンヨン
スンヨン
もしかして…
スンヨン
スンヨン
僕が忙しくてあんまり一緒に入れないから拗ねてるの??
あなた

ちがうもん!!

スンヨン
スンヨン
かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
あなた

うるさい

スンヨン
スンヨン
また今日も事務所行かなきゃ
あなた

………………

スンヨン
スンヨン
あなた~
寂しいのぉ??ん??
あなた

寂しくないもん!!友達と遊んでくるし!!

スンヨン
スンヨン
そっかぁ…じゃあ明日はデートする??
あなた

………うん(小声)

スンヨン
スンヨン
可愛いなぁほんと
ブーブー
あなた

ん??오빠の携帯なってるよ

スンヨン
スンヨン
ごめん
ちょっと電話でてくる
あなた

うん。分かった。

오빠が去っていく中『もしもしヌナ??』
という声が響いた
悲しい。私だけの人じゃないような気がして。
からかわれているのだろうか。
もしかしたら私が오빠の事を好きだって事を分かっててやってるのかもしれない
でもそんな性格じゃないと思うんだけど…
ブーブー
私の携帯だった
『びーくん』
iKONのメンバーでリーダーだったんだよね
今は脱退しちゃったけど……
私がお腹痛くて倒れそうになった所を助けてくれてから仲良くなったんだっけ
あなた

○もしもし

はんびん
はんびん
○お~あなた久しぶり!!
あなた

○びーくん久しぶりだね!!

あなた

○で、なんで電話してきた

はんびん
はんびん
○え~暇だから
どっか遊びに行かない??
あなた

○お~いいね!!うちも練習室工事してて練習出来なくてさ~
暇だったんだよね!!

はんびん
はんびん
○それは良かった!!じゃあ準備できたら俺ん家きて!!
あなた

○りょ!!

はんびん
はんびん
○また後でね~
あなた

○あ~い

  
よし!!久しぶりに出かけるしお洒落しなきゃ!!
服もかわいい服に着替えて
メイクをして
髪セットして
※韓国はこの時期暖かいってことにしてください!!笑
おっけい!!よし!!行こう!!
あ、一応びーくんに連絡しとこう
あなた

○もしもしびーくん??

はんびん
はんびん
○ん??
あなた

○準備できたから今から行くね!!

はんびん
はんびん
○お~う!!了解!!
____________
スンヨン
スンヨン
どっか行くの??
あなた

うん!!友達と遊んでくる!!

スンヨン
スンヨン
その『びーくん』って人と??
あなた

うん!!

スンヨン
スンヨン
だめ。だってそんな薄い服きて足もめっちゃ出てるし、元々可愛いのにメイクしちゃってさらに可愛くしちゃってさ。髪もセットしてるし…とにかくだめ!!
あなた

え~なんでさ!!
오빠だって出かけるんでしょ??
暇だからいいやん!!

スンヨン
スンヨン
だめ!!行くならせめて普段着にして!!
スンヨン
スンヨン
僕にだってそんな服装とか見せたことないじゃん!!
あなた

あ~もしかして嫉妬してるんですか(。´´ิ∀ ´ิ)

スンヨン
スンヨン
してないよ!!
あなた

大丈夫だよ~
びーくん童貞だし、女の友達うちぐらいしかいないから~
じゃ!!行ってきま~す

スンヨン
スンヨン
ちょ!!ね~!!
もしかしてのもしてかしてだけど
これで嫉妬大作戦出来そうじゃない??‪w‪w
よし!!びーくんに色々手伝ってもらおう
_____________スンヨン_____________
どうしよう。あなたがびーくんって人と遊ぶって………
電話してるのちょっと聞いたんだけど
家に来させるって……え……
まってまって。やだよ。
これじゃあ事務所行っても内容頭に入んないな
あなたは大丈夫だって言ってるけどほんとかな……
襲われたりしないよね??大丈夫だよね??
僕だってまだあなたとしてないのに………
先越されるとかいやだ!!
こんなことしか考えられないなんて…気持ち悪すぎる……
とりあえず今はデビューの事だけを頭に入れよう

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