○設定③○
キャラクターの名前についてです。気がついてる方もいらっしゃるかもしれませんが、惑星や星座などからつけました。
本作の主人公、白鳥海星は「はくちょう座」と「海王星」が由来です。
ヒロイン、天川海月は「天の川」「海王星」「月」からです。
鷲木大地は「わし座」「木星」「地球」からで、金土琴先生は「金星」「土星」「こと座」から。この二人は七夕の話をイメージしていたので、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)のある星座、こと座とわし座を名前にいれてみました。
望月結兎は、お月見のイメージで「月」。そして兎も入れてます……笑
名前だけでしか出てきませんでしたが、結兎の想い人である太田天星は「太陽」「天王星」からです。
海月の父、天川鵲翔は「天の川」そして、七夕の日に織姫と彦星が会えるよう天の川に橋をかけるとされている鵲を入れてみました。
○裏の物語○
鷲木の想い出は物語中に書ききれなかったのでこちらで簡単に書かせていただきます……。
彼の想い出はおちよとの日々です。与助の家はとても貧乏で、いつもぼろぼろの着物を着ているので周りからはいつも嫌がられていました。そんな彼に唯一話しかけ、仲良くしてくれたのがおちよだったのです。小さい頃からずっと仲良くしていて、成長した後に恋人になります。そんなある日に事件が起こります。そう、あの与助が処刑されてしまった事件です。あの事件、実は与助が嵌められただけで与助は犯人ではありませんでした。
おちよとの逢瀬が終わり、おちよを家まで送った帰り道。途中で出会った男に「おちよが西の主に連れ去られた」と伝えられ、急いで向い家に入れば、おちよの姿はなく代わりに主の遺体だけがあった。呆然としていると外から声がして、役人達が次々に入ってきた。「あの男が殺ったんだ!俺は見たぞ!」そう言ったのはさっきの男。与助は必死に否定をするが何の証拠もなく、最後には処刑されてしまいまった……。
という裏の物語はこんな感じでした。作中に入れれたら良かったな反省中してます……。
ちなみに海月の魂は、おちよに可愛がられていた犬でした……。だから、おちよがしっかり見える映像だったのです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。