第31話

第4話
11
2022/01/15 08:45
長野博
くしゅん🤧💦
やばっ、風邪ひいたかな・・・
と?なぜか近づく人物。
カイト
よぉ、ウルトラマンヒロシ
長野博
えっ?カイトさん・・・(なぜその覚え方)
カイト
リンカは、あんたんちにいるのか?
長野博
えぇ、姉妹仲良くいますよ?連絡しましょうか?
カイト
いや、それならいいんだ。リンカが無事でいるなら
長野博
あの?何かあったんですか?
カイト
何もねぇよ。・・・それじゃあ・・・
長野博
あの?何もねぇってかおじゃないですよね?傘もささずにびしょ濡れだし・・・
カイト
・・・・あいつ忘れてるんだ。
長野博
えっ?・・・忘れてる?
カイト
大切な日を・・・だから・・・
長野博
・・・・・・
なんでそんな顔・・・・
カイト
俺の方が覚えてるなんてな・・・
長野博
あの?何のことですか?
カイト
・・・・
長野博
・・・・・
長野くんは少し気づいた。
リルル
もうすぐ二人の結婚記念日だし
長野博
えっ?忘れてるって・・・
カイト
まぁ、そう言う事だ。
それじゃあ
長野博
カイトさん?
カイトさんは、今までにない顔をしてその場を去った。

その頃・・・
リンカ
ねぇ?お姉ちゃん、何を作ってるの?
リルル
えっ?ダメだよ、見たら!
リンカ
何よ!ケチ!
リルル
いいからもう寝なさい
リンカ
子供扱いしないでよ
リルル
するわよー。あんたはわたしの妹なんだから
リンカ
いいなぁ、お姉ちゃんは。
愛されてて
リルル
・・・急に何を言うの?
リンカ
・・・・私なんて・・・
リルル
リンカ?
リンカの泣きそうな顔。
リンカ
なんてね。
おやすみ・・・
リルル
・・・・うん、おやすみ・・・
あのこ、何も言わないから・・・・。
そして
長野博
ただいま
リルル
おかえりなさい。リンカさんは?
リルル
うん、疲れたみたいでよく眠ってる
長野博
そっか・・・
リルル
ねぇ?朝ごはん食べた?出来てるよ
長野博
えっ?やった!じつは朝抜きでチェックアウトしてきた
リルル
ふふっ
仲良さそうなふたりを、
リンカ
・・・・・・
リンカさんが見ていることに2人は気づかずにいた。
カタっ
なにかの物音に、長野くんは気づき・・
長野博
気のせいかな?さっき、リンカさんいたような?
リルル
えっ?まさかあのこ・・・
そのまさかだった。
彼女は部屋からいなくなっていた。
リルル
・・・・
長野博
リルルさん・・・
リルル
あの子も使えるの。私と同じ力が
長野博
えっ?まさか、テレポートを使ったのか?
リルル
もう二度と帰れなくなるように?
長野博
・・・・・・
今の彼女は、きっと・・・カイトさんに会いたくないんだ。
長野博
カイトさんに会いたくないからか・・
リルル
・・・・・・
そして・・・・
ピンポン
呼び鈴がなる家は・・・
ルキア
はーい
カイト
よぉ!
ルキア
カイト・・・・?
森田剛
やっぱりきたな。でも、随分遅いじゃん
ルキア
えっ?どういうこと?
カイト
・・・えないんだ・・・・
ルキア
カイト?びしょ濡れ・・・まさか傘もささずに?
カイト
・・・・リンカに会えないんだ・・・・
彼は、憔悴していて倒れ込んだ。
剛&ルキア
カイト!
思わず剛も呼び捨てになった。
カイト
・・・・どうしたらいい?ハァハァ・・・・
ルキアさんは、カイトさんのおでこに手を当て、
ルキア
・・・まって?すごい熱・・・とにかく入って・・・
カイト
俺は、間違っているのか?
2人は、カイトさんを部屋に運んでいた。
いつもと様子が違うカイトにただただ戸惑っている。
森田剛
・・・・・・
ルキア
・・・・・
一体何があったの?
そして、たまたまカイトさんがルキアさんと剛の部屋に入ったのを見ていたのは・・・
リンカ
・・・(やっぱりカイトは・・・・)
リンカさんだった!!
彼女は誤解している。
そして
ピンポン
長野博
あれ?誰だろ
リルル
リンカ、帰ってきたのかな
そして、ドアを開けると
井ノ原快彦
やっほー
長野博
なんだ、井ノ原か
井ノ原快彦
なんだとはなんだ!あっ、いやそうじゃなくて。用があるのはこの子だよ
リオ
こんにちは
長野博
こんにちは・・・
リオ
あの!パパと、ママはどこに行ったか知ってますか?ここに来ればわかるって。ママはきっとここにいるってこのおじさんが
リルル
・・・・君はもしかして?
井ノ原快彦
そう、そのもしかして、なんだな。あれ?まだ、ご対面してなかったんだ
長野博
・・・まぁ、忙しくてね。
初めまして。俺は、長野博。まぁ、君から見たらおじさんになるかもしれないおじさんだよ(笑)
リオ
初めまして!リオって言います。
リルル
初めまして。わたしは、ママの姉。つまり、君から見たらおばさんだよ?
リオ
初めまして!おじさん、おばさん
井ノ原快彦
って!なんで怒らないんだよ!
長野博
笑なんで井ノ原がキレてんの?普通だろ?
井ノ原快彦
そうだけどさぁ
長野博
で?井ノ原はどうしてリオ君連れてきてくれたの?
井ノ原快彦
・・・だって、カイトさんもリンカさんも酷いと思わない?こんな小さなしっかり者の息子君を置いて出ていってしまうなんてさ
リルル
・・・・確かに。でも、ごめんね。ついさっきまでママいたんだけどどこかに行っちゃって・・・
長野博
リルルさんは心当たりないの?彼女が行きそうなところとか・・・
リルル
・・・全然なくて・・・
長野博
あっ、そうだ。俺さ、昨日カイトさんにあったんだよ。
ごめんね、リオ君。俺、パパを止めることできなくて。なんにも知らなかったから
リオ
ううん、大丈夫。
長野博
カイトさん、妙なこと言ってたんだよね。リンカさんは、大切な何かを忘れてるって。しかも、俺の方が覚えていたって・・・ねぇ、リルルさんこれって・・・
リルル
忘れてる何か
リオ
・・・・それ、僕でも分かります
井ノ原快彦
えっ?なに?なんで君たちにわかるの?置いていかないで?
リルル
それはつまり・・・
長野&リルル
結婚記念日!
と声を揃える2人。
するとリオくんは、
リオ
大正解!
とこたえた。
井ノ原快彦
えっ?
そしてまだ、話に入れないいのっちだった。

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