第12話

Epilogue
2,298
2024/04/05 12:56 更新
綺麗なスーツに身を包んで、


少しだけ髪を整えてもらって。



結婚式の準備は、思っていたよりも早く終わった。


スタッフ
少しだけ、お化粧もなされますか?


ころん
あ、、いや、大丈夫です!


スタッフ
では、式までもう少々お待ちください


丁寧にお辞儀をして、部屋から出ていった。




ころん
( 本当に結婚式まできてしまった... )





元々、結婚式をするつもりはなかった。


適当にスーツを着て、写真を撮るだけでもいいかなって。


お金のこともあるけど、


入籍していないことが大きな理由だった。


双方の両親に挨拶に行くとき、結婚式を挙げないことを伝えると、



絶対に挙げてほしい、という強い希望がどちらの両親からもあった。



意外にも、反対の意見はなくて、


僕はむしろ、勘当される覚悟で挨拶をしに行った。



🚪( ガチャ...


さとみ
終わったー...?


ころん
あ、さとみくん!


さとみくんは、今日も今日とてかっこいい...//


さとみ
結婚式とか初めてだから、めっちゃ緊張してんだけど...


ころん
そりゃそうでしょw


よほど緊張しているのが伝わってくる


ころん
指輪もらった日が、懐かしいね、笑


さとみ
もう5年前...?


僕らの結婚式は、少し遅めになっている。


さとみくんとか僕の仕事が忙しくて、中々式を挙げられないでいたら、


いつの間にか、どちらも30歳近くになっていた。


今は、指輪交換のために指輪が外された薬指を触る。


さとみ
あ、そういえば、
さとみ
結婚式で指輪交換のあと、キスあるらしいけど...




さとみ
練習しとく?






ころん
....、っ、はぁ!?////
ころん
ば、ばっかじゃないの.../////



さとみ
照れてやんのーw


コイツ、絶対に僕の反応見て笑ってやがる。



ころん
したくてたまらないくせに…//



さとみ
え、






さとみ
いいの...??
さとみ
この後、結婚式できなくなると思うけど???


ころん
は、え、あ、ちょっとまって、!!!


ちょっとからかってやるつもりが、真面目に返してきた。



さとみ
うそうそ、わかってるって笑


わかってるように聞こえないんだよな...


ガチャ( 🚪


スタッフ
失礼致します、
スタッフ
準備が整いましたので、そろそろご準備をお願いします


ころん
あっ、はい!


ころん
じゃあ、またあとでね


さとみ
ん、待ってるから
さとみ
逃げないでね?


ころん
さとみくん以外と結婚するわけないじゃん笑


さとみくんが先に入場する段取りとなっているため、ここで一旦お別れだ。


スタッフさんににこやかに笑われ、今更だけれど、結婚しているんだなと実感が湧く。


スタッフ
ころん様は、お父様とのご入場ですね
ころん
はい...、!


どちらも新郎で、どちらも桃枝のため、特別に名前で呼んでいただいている。


スタッフ
入り口にお父様が待っておりますので....、、


スタッフ
ころん様?


ころん
あっ...、ごめんなさい、


スタッフ
緊張しておられるのですか...?


なぜだか、無性に緊張する。


ころん
な、なんででしょうね、...笑



スタッフ
わかります...、、!!
スタッフ
挙式の前って、無性に緊張しますよね


よくよく見てみるとスタッフさんの薬指には、綺麗な指輪が輝いていた。


スタッフ
結ばれない感じがするんですよね、なんとなく
スタッフ
でも、私ですらこうして結ばれているので、
スタッフ
ころん様とさとみ様なら、絶対に素晴らしい結婚式にできます!



ころん
( 幸せそう... )


笑顔が眩しかった。


ころん
ありがとうございます...、!!


今までうまく描けずにいた、結婚式のあとの生活が、鮮明に見えた気がした。




ころん
お父さん、緊張してる?


ぱぱ
多分、ころんよりも緊張してる、、
ぱぱ
ついに、俺たちの元からいなくなるのか...


ころん
たまに会いに行くよ?


ぱぱ
そういうわけじゃない、笑


ぱぱ
でも、
ぱぱ
ころんが幸せなら、それが俺の本望だ


ころん
あ、...
ガチャッ...( 🚪



タイミングよく扉が開いた。






ガラスの窓からたくさんの光が差し込んでいて、遠くに、さとみくんがいる。




僕の、旦那さん...!!









これからきっと、たくさんたくさん思い出を積み重ねていくんだ。


時には笑い合ったり、時には喜んだり、時には悲しんだり、時には喧嘩したり。


嫌いになることもあるかもしれないけれど、


それ以上に、君が大大大大好きだ。






入籍したっていう記録が残らなくても、


結婚指輪がなくても、


結婚式を挙げなくても、


君と結婚したっていう記憶は、僕の中に残り続ける。





この日、僕たちの式は無事に終わった。


けれど、





僕たちの結婚生活は、まだまだ始まったばかりだ。














あとがき




ここまで見てくださり、本当にありがとうございます!!


お久しぶりです、ちぇるこです。


初めはこんなに長く書くつもりはなかったんですが、


思ったよりたくさんの方に見てくださり、こんなに続けることができました!


本当に、みなさんのおかげです!!


最後の告知ですが、この作品のアナザーサイドストーリーを書きたいと思っています
私の都合により、投稿するのはだいぶ後になるかもしれません。
いつかは絶対に投稿したいと思いますので、
投稿されるまで、待っていてくださると嬉しいです!


皆さんが気になっているであろう、あの人のお話です....✨


最後になってしまいますが、
この作品を知ってくださった皆様、見てくださった皆様、
いいねをしてくださった皆様、
お気に入りをしてくださった皆様、
コメントをしてくださった皆様、
本当の本当に、ありがとうございます!!
この作品が続けられたのは、皆様のおかげです!


また、お会いしましょう!


プリ小説オーディオドラマ