第11話

紫色
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2025/07/05 09:03 更新


















.
 すみません、俺はこれで失礼します
















そういって、彼は足早に去っていった












重たそうなトランクを、何気なく持って





























あなた
 変わった、人…かな…?










あなた
 ……あれ、これ…?
















そう呟いて、小さな紙に手を伸ばす














彼に、聞こえるはずもないが






























落ちた紙は、切符、によく似ていた


でも、切符とは思えなかった














あなた
 ……きれい…
 







何気なく宇宙そらにかざすと、





普通の、白い紙だったはずなのに
半透明の、ラベンダー色になって、光を写し込んだ






















その切符のような物には、














「 §ζ◐⁇¶µ 」?、と書いてあった










あなた
 な、…なんて読むの…、



















 
発音どころか、読み方すら分からない文字に




















私の頭は、混乱するばかりだった




















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