ネルさんが「感覚を全身に巡らせるようにするんだ」と私の眉間をトンッと押す…
びっくりして一瞬目をギュッと閉じる…再び目を開いたらネルさんがフッと鼻で笑っていた…からかわれた…
ネルさんは一度頷いてから私に改めて叡天眼の使い方や色のタイプや相性について説明する、と言ってくれた…
Noside
ドンッ…!
ロゼが机を強く叩く…
カシャンと軽く紅茶のカップやスプーンの音がなった…
ロゼの向かいに座る人物はただ優雅に椅子に座り,静かに何も喋らず何も感情がない人形のようにロゼを見上げている…
何かをもどかしく感じているのかロゼは歯をギリッと噛み締め…机に爪を立てるようにして力を入れた…
ロゼはこの顔で相手を見ることなんて出来ないというように項垂れる…それから,再度顔を上げ勢いのある声を相手に向けた
ロゼの声が一段と大きくなり,荒げられる…
ダンッッ!!!
机が先程よりもより一層…そして,一番大きく揺れる…
紅茶のカップは倒れて中身が溢れ出し床にシミを作り出している…
『ロイッッッ!!!!!』














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。