ここまでは昨日の出来事があったとはとても思えないほど平穏だった。それぞれの授業で説明を聞いて、校舎の案内を聞いて歩いて………今朝作ったお弁当も食べて。
でも、持ってこい!と言われ持ってきてしまったベースが昨日の事を事実だと訴えてくる。持ってこなきゃ良かった、かも……
そんな事言われてしまってはときめいてしまう。私の高校生活はまだ始まって一日だし、これから何とかなるはず!こんなに素敵な友達を危ないであろう目に合わせるわけには行かない。
ジヨンがによによしている。違うってば!!セミ先輩女だし!かっこいいけど!!恋愛感情とかじゃなくて尊敬だってば!!!
駄目だ……これは何を言っても無駄だ。切り替えよう。もうすぐ昼休み終わるし。あれ?そういえば
全くこの2人は……まあ、楽しそうだから何も言わないでおくか。私も人のことは言えたもんじゃないし。そうこう話している間に、チャイムが鳴った。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!