第55話

五十五話
3,466
2020/11/29 04:34 更新
授業参観日当日。

少しだけ、クラスメイトとの距離ができている今。

何も知らないママは緑谷くんの前へ行った。
紬:この前の子よね!この前はありがとーね、気を使わせちゃって、、

緑谷:あ、、あぁ、夕凪さんの!!はい、あれくらい、、

紬:ふふっ、良かったわ!あなたも怪我してたのにねぇ、ホントごめんなさいね、、

緑谷:気にしないで、大丈夫です。

紬:とっても優しいのね!!、、でね、ちょっと聞きたいこと、あるんだけど、良いかしら??

緑谷:なんですか?

紬:最近ねぇ、、なんか、零の機嫌が悪いのよぉ、何かあったのかしら、、

零:ちょ、何聞いてるの?!

紬:あら零ったら怒らないで???

零:私、機嫌悪くない。気にしなくて良いから、ママは静かにしてて!!今からもう授業始まるし!!

紬:そーう?ごめんなさいね、えっと、、お名前は?

緑谷:あっ、み、緑谷です!!緑谷出久!!

紬:、、あぁ!体育祭で目立ってた子!!そーね、どっかで見たことあると思ってたのよ〜!ごめんね、お邪魔しちゃって!!零、授業頑張るのよ!!

零:授業に頑張るも何もないから、、、!
授業が終わり、ママと食堂へ向かう途中、、、

出会ってしまった。

この世で1番会いたくない人。

この問題の、元凶。

「お父さん」
僇:おっと、、すまないね、ぶつかってしまって、、、

零:いえ、大丈夫で、、、、、?!

僇:なんだい?どうかしたかい?本当はどこか痛いのかい?

零:お、、とう、さん、、、、、?

僇:お父さん?俺の娘はひと、、、、、ってお前、まさか、、?!

紬:あのぉ、もしかして、夕凪僇さんですか?

僇:っそ、そうだが、、?

紬:お話、、良いですよね?勿論、この子、、零のことで。

僇:っ!!

有佳:もう〜、お父さん、遅いよ〜

僇:有佳っ!!

有佳:おとうさ、、って、、あれぇ、零じゃん。なんでここいんの?

僇:話したことあったんだな。失敗作の子供だが、、

有佳:そりゃぁそうだよ。こんな子でも腹違いの姉妹だし。

僇:フッ、そうか。

紬:あのぉ、良いですよねぇ?

僇:、、、有佳も一緒に来なさい。

有佳:えぇ、仕方ないなぁ、、
いつもよりワントーン低い声のママ。

、、、怒ってる。

こんなママ、みたことない。

、、、私のため、なのかなぁ。

私のために、こんなに怒ってくれてるのかなぁ。

、、、元凶のお父さん。

最低なお父さん。

お母さんを裏切った、お父さん。

絶対に、こいつを、、、!

プリ小説オーディオドラマ