第49話

49話
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2026/07/08 15:00 更新
EP.49

招待



「来月、会食あるんだけど」

ミンギュがそう言い出したのは、深夜のソファだった。

💬「会食?」

            🐶「うん。ブランド関係の」

ミンギュはあなたを膝の間へ閉じ込めたまま、髪をいじっている。

最近ほんと距離が近い。

💬「それがどうしたの?」

すると。

ミンギュが少しだけ黙った。

珍しい。

何か言いにくそう。

💬「……ミンギュオッパ?」

            🐶「一緒に来る?」

💬「……え?」

一瞬、意味がわからなかった。



💬「私が?」

            🐶「うん」

💬「なんで」

            🐶「恋人だから」

さらっと言う。

でも。

その目は少し真剣だった。

            🐶「ちゃんと隣にいてほしい」

心臓が跳ねる。

💬「でも……そういう場所って」

            🐶「業界の人多い」

💬「なおさら!」

すると。

ミンギュが小さく笑った。

            🐶「大丈夫」

💬「何が」

            🐶「自慢したいだけだから」

💬「……は?」

完全に固まる。

でも。

ミンギュは本気っぽかった。



            🐶「最近さ」

💬「……うん」

            🐶「隠したくないって思う」

低い声。

静かな声。

            🐶「もちろん仕事あるから全部は無理だけど」

            🐶「でも、“大事な人”として隣にいてほしい」

その言葉が。

今までよりずっと大人で。

胸がぎゅっと熱くなる。

💬「……ミンギュオッパ」

            🐶「ん?」

💬「なんか今日かっこいい」

その瞬間。

ミンギュがぴたりと止まる。

数秒。

沈黙。

そして。

            🐶「……無理」

💬「また?」

            🐶「今のタイミングでそれ言う?」

耳まで赤い。

でも。

嬉しそう。

ほんとにわかりやすい。



すると。

ミンギュが急にあなたの腰を引き寄せた。

💬「……っ」

            🐶「どうしよう」

💬「何が」

            🐶「どんどん好きになる」

低い声。

真っ直ぐな目。

前までは。

“かわいい”ばっかりだったのに。

最近は。

ちゃんと“大人の男”の顔をする。

それが少しずつ増えてきて。

あなたはまだ慣れない。



💬「……会食、緊張する」

正直に言うと。

ミンギュが少し笑った。

            🐶「俺いるじゃん」

💬「それが一番緊張する原因」

すると。

ミンギュが吹き出した。

            🐶「ひど」

💬「だってミンギュオッパ有名人だし」

            🐶「あなたの彼氏です」

またそれ。

でも。

今日は妙に破壊力があった。

            🐶「ちゃんとエスコートするから」

低い声。

近い距離。

💬「……似合わない」

            🐶「失礼」

笑いながら。

ミンギュがそっとあなたの頬へキスをする。

そして。

そのまま耳元で小さく囁いた。

            🐶「あと」

💬「……?」

            🐶「そろそろ宿舎のメンバー以外にも紹介したい」

心臓が大きく跳ねる。

💬「……え」

            🐶「マネヒョンとか」

💬「待って」

            🐶「無理」

完全に楽しそうな顔。

💬「ミンギュオッパ!」

            🐶「だって自慢の彼女だから」

その言葉に。

また顔が熱くなる。

でも。

ミンギュの目は、本気だった。

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