EP.49
招待
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「来月、会食あるんだけど」
ミンギュがそう言い出したのは、深夜のソファだった。
💬「会食?」
🐶「うん。ブランド関係の」
ミンギュはあなたを膝の間へ閉じ込めたまま、髪をいじっている。
最近ほんと距離が近い。
💬「それがどうしたの?」
すると。
ミンギュが少しだけ黙った。
珍しい。
何か言いにくそう。
💬「……ミンギュオッパ?」
🐶「一緒に来る?」
💬「……え?」
一瞬、意味がわからなかった。
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💬「私が?」
🐶「うん」
💬「なんで」
🐶「恋人だから」
さらっと言う。
でも。
その目は少し真剣だった。
🐶「ちゃんと隣にいてほしい」
心臓が跳ねる。
💬「でも……そういう場所って」
🐶「業界の人多い」
💬「なおさら!」
すると。
ミンギュが小さく笑った。
🐶「大丈夫」
💬「何が」
🐶「自慢したいだけだから」
💬「……は?」
完全に固まる。
でも。
ミンギュは本気っぽかった。
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🐶「最近さ」
💬「……うん」
🐶「隠したくないって思う」
低い声。
静かな声。
🐶「もちろん仕事あるから全部は無理だけど」
🐶「でも、“大事な人”として隣にいてほしい」
その言葉が。
今までよりずっと大人で。
胸がぎゅっと熱くなる。
💬「……ミンギュオッパ」
🐶「ん?」
💬「なんか今日かっこいい」
その瞬間。
ミンギュがぴたりと止まる。
数秒。
沈黙。
そして。
🐶「……無理」
💬「また?」
🐶「今のタイミングでそれ言う?」
耳まで赤い。
でも。
嬉しそう。
ほんとにわかりやすい。
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すると。
ミンギュが急にあなたの腰を引き寄せた。
💬「……っ」
🐶「どうしよう」
💬「何が」
🐶「どんどん好きになる」
低い声。
真っ直ぐな目。
前までは。
“かわいい”ばっかりだったのに。
最近は。
ちゃんと“大人の男”の顔をする。
それが少しずつ増えてきて。
あなたはまだ慣れない。
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💬「……会食、緊張する」
正直に言うと。
ミンギュが少し笑った。
🐶「俺いるじゃん」
💬「それが一番緊張する原因」
すると。
ミンギュが吹き出した。
🐶「ひど」
💬「だってミンギュオッパ有名人だし」
🐶「あなたの彼氏です」
またそれ。
でも。
今日は妙に破壊力があった。
🐶「ちゃんとエスコートするから」
低い声。
近い距離。
💬「……似合わない」
🐶「失礼」
笑いながら。
ミンギュがそっとあなたの頬へキスをする。
そして。
そのまま耳元で小さく囁いた。
🐶「あと」
💬「……?」
🐶「そろそろ宿舎のメンバー以外にも紹介したい」
心臓が大きく跳ねる。
💬「……え」
🐶「マネヒョンとか」
💬「待って」
🐶「無理」
完全に楽しそうな顔。
💬「ミンギュオッパ!」
🐶「だって自慢の彼女だから」
その言葉に。
また顔が熱くなる。
でも。
ミンギュの目は、本気だった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。