なにも、慰めの言葉が見つからない、
俺はどうしてあげればいいのか。
そんなことを考えていると、
フィリックスは俺の方を向いて、
あの太陽のような俺を
照らしてくれる笑顔とはまた違った
少し目に涙が溜まった笑顔をしたリクスが
俺にこう言った
俺、なんかしたかな…
そう思っていると、フィリックスは
涙を流しながらまた口を開く
僕の、過去…
リクスと再開した時に咄嗟に指差した花は、
俺が幼い頃、リクスに渡した意味のある
2つの花。ストックとアイビー。
…そっか、フィリックスは…
俺が花をあげたあの時、
俺があげた花の意味をわかってくれていたんだ。
ちゃんと、花言葉をわかってくれていたんだな。
だから…ちゃんとあの時、受け取って、
約束を交わしてくれたんだな。
俺は、あの時交わした2人だけの
約束を言葉にする。
フィリックスは、目を大きく開いてびっくりしていた。
すると、フィリックスは「嘘だ、」と言って
大粒の涙を流す。その涙はやっぱり綺麗で、
一つ一つが輝く宝石のようだった。
そう言うと、フィリックスは思いっきり
俺の胸に飛び込んできた。
声をあげて、鼻も耳も頬も真っ赤にして、
涙を流しながら、俺から離れようとしない。
その姿は、とてもかわいくて
もう、離れない。離さない。
そう、心に決心した。
すると、フィリックスは涙を拭いて、
僕の方を向いてあの太陽のような
笑顔で、俺に言った。
そこは取られたくないと思い、俺は
リクスの唇に自分の唇を重ねた。
すると、リクスはとても驚いた顔をしたあと、
また、あの太陽のような笑顔で返した。
今まで、俺と会えてなかった間、
フィリックスは辛い思いをたくさんした。
だから、その分。その悲しんだ分…いや、
そのもっと、もっとその分以上に
絶対に、フィリックスを幸せにする。
そんな気持ちを決心し、俺は
フィリックスを優しく抱きしめた。
フィリックスの涙は止まらない。
でも、本当のこと。
あの、出会ったあの日から、ずっと今まで
フィリックスは俺に希望をくれた。
俺を照らしてくれた。
その、太陽のような眩しい笑顔で
俺を照らし、そして俺の花を咲かせた。
ここまでこれたのは、君のおかげなんだよ。
君は、余計なお世話な人でも、空気の読めない人でも邪魔者でもない。
ちゃんと、俺1人の人生を照らしてくれた、太陽だ。
天使だ。
あの日の約束は本当だよ。
トック "私を信じて"。
アイビー "不滅、永遠の愛、結婚"。
俺たちは運命の赤い糸で繋がれている。
俺たちの愛は、不滅だよ。
なにがあっても、壊れないし無くならない。
永遠の愛なんだ。
そう言って、リクスは
俺の頬にキスをした。
俺とフィリックスは
お互いを見つめ、笑い合った。
そうして、もうとっくに日が沈んで
空に散らばる星たちを見ながら、
手を繋いで歩いた。
フィリックスが見つけた。
今日は満月だった。
俺と君は、まるで月と太陽。
性格が真反対の君とでも、俺は君と永遠の愛を誓う。
END...
No,Next !
スポットライトありがとうございます💐
ついにこの2人付き合いました!!
でも、まだまだこの2人の物語は続きます!!
ぜひ、最後まで見守ってください!!














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。