この世界は、 神が統治する素晴らしき世界。人々は神を崇め、敬い、慕っていた。
また、この国の王も素晴らしき方だった。この美しい世界を守るために、神と王はたがいに手を取り合い、人々を導いた。
神には友人がいた。伝説と呼ばれた、とても優れた魔導士だ。魔導士もまた、国の治安を守るために神や王と共に力をふるった。
しかし、人々を守る正義が生まれたかたわら、人々を壊す悪も同時に生まれていた。
人々はそれを恐れ、畏怖し、こう呼んだ。
"魔王"。
神は魔王を裁こうと、魔王は神を陥れようとしていた。
やがてこの国は、いくつもの発展を遂げた。しかし、未だ魔王の脅威は消え去っていない。
今もどこかに、魔王は存在しているのだろうか。
神がこの世に君臨なさった時、神はため息を吐いた。
美しい世界に感嘆なさったからだ。
その息吹から12の地が生まれ、やがてそれは国と成った。
地が誕生されたことに感動した神が涙を流されましたら、そこは海と成った。
神はこの国をセンシーネダと名付け、深く発展していくことを望まれた。
やがて神は風を吹かせた。
それは渦巻き人に成った。
やがて神は花を咲かせた。
それはきらめき人に成った。
やがて神は雨を降らせた。
それはとどめき人に成った。
いつしかこの国は、素晴らしきものへとなっていった。
風の中から、1人の者が生まれた。
彼は優しき心の持ち主で、名前を████████。
彼は素晴らしき力を持つ者で、神のご友人になられた。
花の雫から、1人の者が生まれた。
彼は勇敢な心の持ち主で、名前を███████。
彼は誇り高き方で、神のご友人になられた。
神は、それぞれ████に魔道士を、███に王の位を授けた。
そして、魔道士には天を、王には地を治めさせた。
王はセンシーネダを素晴らしく繁栄させてゆき、民に慕われる王となった。
魔道士はセンシーネダのゆく末を見守り、この世で最も優れた方になった。
しかし、ある日突然悲劇が起きた。
神の元に、生贄が捧げられたのだ。
神はこれを拒んだが、愚かなる者は幼い子供を人身供犠にしたのだ。
心優しき魔道士は、これにひどく心を痛め、神と共にその子供を育てることにした。
成長した生贄の子は、魔道士と共に世界を旅した。
神と王も、生贄の子と共に世界を見に行くことがあった。
その頃からである。
「魔王」と呼ばれる者の輪郭があらわになりだしたのは。
神は、これにとても悲しまれていた。
美しくあったセンシーネダを壊そうとはびこる存在が現れたからだ。
王はセンシーネダを守ろうとなさった。
魔道士は生贄の子を連れ、神と王の元へ行かれた。
生贄の子は、█████████を██████を█████。
しかし████████、█████████…
███████████……
___残りは掠れて読めない。
かろうじて読めたところに書いてあったのは、「断罪」という言葉のみだった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。