第2話

?日目
120
2025/12/23 13:41 更新
あ、こんにちはー。
見知らぬ人が話しかけてきた。白髪に、黒を基調としたダル着。犬の耳のようなものがついている。




その近くには、黒髪の筋肉質の男性。その方も同じような恰好をしている。




あなた
こんにちは、





せめてもの礼儀、一般常識として一応挨拶を返す。




今までほかの住民と関わるつもりは無かったが、曜日や日付の感覚が欠けているかつお金がない私にとっては




関わることは不可避だろうと悟った。




みこだよう
俺は神子田頼です、
安城成
安城成です





私も、自己紹介をさせてもらう。




あなた
あなたの街での名前(名字+名前)です。





みこだよう
新しく来ました?初めて見る名前だなーって





あなた
そうです、多分。私、曜日も日付も今分からなくて





安城成
赤い車がここの近くを走ってたの見ました?





あなた
あ、はい。銃声も聞こえたので合ってますか?





安城成
なら街来て8日目ですよ。





あなた
…安城さんとみこださんでしたっけ、ありがとうございます。





そろそろ帰らなければいけないことを思い出し、お礼を言ってその場を離れた。




家に着くと同時に、ピロンと通知がなる。




『良かったら明日の12時ごろに街案内しますよ』




あなた
…みこださん、か。





数分悩み、『ぜひお願いします』と返す。




もちろん、その一瞬だけ。




そんな感情とは裏腹に、また会えるというばかばかしい気持ちを持っていたことには気づかなかった。

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