揺れる木々。
爽やかな風。
どこからか飛んできた桜の花弁―――
と、魔王城。
溜め息を吐いて、そう呟いた。
春、魔王城、憂鬱。
もうご察しだろう。
就職だ。
と言ってもウチはまだ今年16の15歳。
ピッチピチの義務教育終えたて少女だ。
時は遡り、2月某日。
市立ジゴ=クサツ中学校。
昼休みに学年職員室に呼び出されたウチは、担任であり、学年主任の先生に
ある提案をされた。
驚きのあまり、口調を荒げすぎたウチは、一旦落ち着いて質問をした。
ん?何を?
ウチはなにか大切な事を忘れているような気がした。
ウチは驚いて、語彙を英単語に任せた。
ちょっと聞き逃せない情報が出てきた。
そこから、親友の女子二人と相棒の女子に相談などをして、友達たちの受験勉強と入試の結果の報告をみていて、少し気まずい表情になって。卒業式をして。
あっというまに約束の日付になった。
ここで立ち止まっても意味ないし。なんなら不審者だし。
そう思って一歩踏み出したのだ。が。
―――ポニョン
ウチは彼のおなかにぶつかっていた。なんなら顔面をおなかに埋めていた。
そう言って、速攻で顔を離した。
そう言って、女性、栖夜さん(?)が何か取り出す。
そしてウチの口に入れる。
ウチは混乱するも、なんか甘いので食べる。
…めっちゃ美味いマシュマロだった。
そう呼ぶと完璧なスマイルを披露してくれた。
そう言って魔王城に入る。
はりとげさんは…
ちょっと戸惑ってはりとげさんを探す。
はりとげさんは無言で歩いていた。
ん?あれ、よく見たらこの人って…
栖夜は宇宙を背負った。
とげちゃんは栖夜に軽く説明した。
栖夜の宇宙は消え去った。
魔王様からのスカウトってだけで目立ちそうなのに、田舎者ってなったらどれだけ目立つんだって
心配してたから。
良かった。そんなに目立たなそうだ。
・・・・・・そう思っていた時期がウチにもありました・・・。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。