第49話

#38 やっぱり
2,133
2025/11/04 15:00 更新
松村.
松村.
あなたッ...、

香村.
香村.
何なの、ずっと私はあんたよりも
北斗くんを想ってきたのにッ!!


はああ、この女は北斗のこと何にもわかってない。
 
あなた
香村さんが好きな北斗はかっこよくて
完璧で、全てにおいて欠点のない男
なんじゃないかな
 
香村.
香村.
当たり前でしょッ!?!?
それが北斗くんなんだから!!
 
あなた
でも北斗は違う
 
あなた
北斗は伝え方よく間違えるし、
かっこいいとこよりかはダサいとこが多い
 
あなた
でも私を1番好きでいてくれて、
いつの間にか私にとってかけがえのない
存在だったの

あなた
だからその北斗を求めるなら、
他に回った方がいいですよ


私がそう言うと唇を噛みながら香村さんは走って
何処かに行ってしまった。
 
あなた
、はぁ


疲れた。
香村さんと言い合う日が来るなんて思ってなかったし、
こんな言い合い初めてだったから怖かった。
 
松村.
松村.
、あなたッ!!


私が北斗の名前を呼ぶ前に抱きしめられた。

大好きな匂い、大きな体に包まれる。
1番北斗の腕の中がやっぱり落ちつくんだな、
 
松村.
松村.
、ごめん……ごめん俺ッ、泣
 
あなた
、なーに泣いてんの
 
松村.
松村.
や、だ……あなた離れないでッ、泣
 
あなた
離れないから、笑
私は北斗のものだし北斗は私のもの
 
あなた
、私もごめんなさい
勘違いがここまでの大事になるなんてね、


何よりも私の勘違いから全てが始まった。
悪いのは全て私。勘違いしなかったらこんなことにも
わざわざ北斗が泣かなくても良かったのに。

松村.
松村.
、今貴方自分のこと責めてるでしょ
 
あなた
、え?
 
松村.
松村.
俺、あなたのことわかるからさ

松村.
松村.
今回はお互い様にしよっか、笑
 
あなた
うん、笑


私よりも一回り大きな手を差し出されて、
私の手が包み込まれるように手を繋いだ。
 
あなた
、北斗好きだよ
 
松村.
松村.
間開けないでよ、笑
俺はね
 
松村.
松村.
あなたのこと世界で1番愛してる

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