四人と雑談していると、
なんだか機嫌が
悪そうな遥が教室に入ってきた
なんで怒ってんの……
オンにしとくことによって
とある人からの通知の音が
鳴りまくるかもしれないけど……
まぁ、仕方ないとは思う………うん
隼飛の視界の先を見てみると
三人が教室の中へと入ってくるのが見えた
………あれ、一人……
見覚えがあるような………???
……うん、気のせい、絶対
やば、バッチリ目合っちゃった
……すぐ逸らしたけど
気まずい
………級長か
なったら、梅宮さんに
会える頻度が増えるのかな……?
まぁでも、このクラスの級長は
たぶん、“彼”がなるだろう
まぁ、そんな予感はしてた
実力もあるし、
自覚してないだけで人を思いやれるし
本当に適任でしかない
その言葉を聞いて、
遥は言い返せず口を閉ざす
……人からの好意に返すべき
言葉が分からない、という感じかな
急に話に引き込まれてビックリした
……あんま細かいこと気にしないのかな
これで怒られたら
誰のせいにしたらいいんだろう……
隼飛のせいにしていいかな
真っ直ぐに遥を見つめる隼飛
その瞳に悪意なんてものはない
ただの好意
だからこそ、遥は困惑している
………どうなるかな













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。