第23話

14『証拠』
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2023/10/27 08:00 更新








 

やることが終わったら木漏茶屋に向かう。
あなた
はぁ...はぁ...っけほっけほっ...
早袖
ふぅ...あなたお姉さん、大丈夫か?
あなた
けほっ...大丈夫大丈夫...久しぶりに走りすぎただけだから
早袖
む...
大丈夫だよと言いながら早袖ちゃんの頭を撫でる。ふわふわだ
あなた
っ...はぁ〜....よかった、無事に着いた
木漏茶屋に入ると、一気に緊張が抜けてでかいため息をついてしまった。
早袖
ふぅ...ふぅ...
あなた
た、ただいま帰りましたぁ...
早袖
たしかに運動は成長を促すけど、これは運動しすぎたかも...
あなた
足が痛い...
早袖
くらくらして...みんな...回ってる...
あなた
早袖ちゃん?!
早袖
はっ...だめ、寝る前に、まだ重要なことが...そう、手に入れた
あなた
私も...です...ぜぇ...はぁ
早袖
主らの言う「上奏」がなんなのかわからない...けど、怪しいものは全部持ってきた。
早袖
はい、これ...拙はもう寝る...
あなた
こちらも...
あなた
ふぅ...私も、少し休みたい...
神里綾華
早袖もあなたさんもお疲れ様です、あなたさん、お座りください
あなた
はいぃ...
返事をして壁側に座る、足が限界突破してるよこれは...
休憩していると、綾華様たちはちゃんと証拠を見つけたようで、私の足も無駄な犠牲にならなくてよかった。
パイモン
パイモン
たしか、もうすぐ神子との約束の日だよな。
パイモン
パイモン
オイラたちも支度が終わったら、鳴神大社に行こうぜ。
あなた
私も...行きます...ふぅ...ふぅ
パイモン
パイモン
お前...歩けるのか?
八重神子
八重神子
____________?
九条裟羅
______
八重様たちの話し声が聞こえる。足は休憩したのでかなり楽になった
九条裟羅
それで、証拠はどこに?
蛍
ここ。
八重神子
八重神子
ほぉ~、他の約束をしてた者もきたようじゃな
パイモン
パイモン
これを手に入れるために、苦労したんだぞ。
あなた
そうですよ...!私の足も犠牲になりました!!
八重神子
八重神子
裟羅に渡すといい、自分で判断せい。
九条裟羅
これは...
九条様は真剣な顔で証拠を見た。
九条裟羅
...たしかに当主様の官印が...偽物ではない...
九条裟羅
抵抗軍、珊瑚宮、前線...どれも一言も触れていない...
九条裟羅
前線で命を落とした兵士、人々が受けている苦痛、どれも言うに値しないものとでもいうのか!
九条様が怒った顔でそう言う、中身は見ていないがよっぽど酷い内容だったのだろう。
九条裟羅
命をなめている...どうしてこんな隠蔽を...
八重神子
八重神子
もちろん目狩り令を順調に遂行するためじゃ。それらを将軍が知って、目狩り令が廃止になったらならんからのう?
あなた
...
九条裟羅
天領奉行は...わざと将軍様に隠蔽を?
八重神子
八重神子
うむ。目狩り令の遂行で得するのが誰なのか...もう少し考えることじゃな。
蛍
ここに手紙が一通ある。
パイモン
パイモン
天領奉行とファデュイの間で交わされた手紙だ。九条家の当主が隠してたものらしいぞ
あなた
そんな...ものが
九条裟羅
......
怒った顔で旅人さんたちの方を見つめていると
八重神子
八重神子
どうじゃ?汝の見たかったもの、見たくなかったもの、すべて目の前にあるぞ。
八重神子
八重神子
よもや...見て見ぬふりはできぬじゃろう?
九条裟羅
私が今まで続けていたことは...こんな...こんな...くそッ!
九条裟羅
裏切り行為を許すわけにはいきません...当主に会って直接話してきます!
九条様は声を荒げ、走り去ってしまった。
パイモン
パイモン
九条裟羅すごく怒ってたな、こちら側に引き込むことは成功したみたいだ。
蛍
幕府軍もこれで暫く指導者がいなくなった。
パイモン
パイモン
おう、彼女を追ってみよう。
八重神子
八重神子
待て、童。まだ話したいことがある。
八重様が旅人さんたちを引き止めると
パイモン
パイモン
ん?
八重神子
八重神子
汝が初めて「一心浄土」に入ったのは、千手百目神像の前じゃったな?
蛍
うん。
八重神子
八重神子
あの日の情景を再現するんじゃ。
八重神子
八重神子
千手百目神像の前で、雷電将軍の「心を開かせれば」、勝機は必ずやってくる...
蛍
最善を尽くす。
八重神子
八重神子
これを持っていけ、餞別じゃ。
そう言い御守りを取り出す
パイモン
パイモン
これは...?
八重神子
八重神子
鳴神大社の御守り、御利益のあるもので、汝のために特別に残しておいたんじゃ。
蛍
大事にする。
八重神子
八重神子
ふふ、絶体絶命の状態でそれを取り出せば、危機から抜け出せるかもしれぬぞ。
八重神子
八重神子
もちろん、妾に会いたいと思った時に取り出してくれても構わぬ。ひょっこり出てくるやもしれぬな?
パイモン
パイモン
こんな大事な時に冗談はよしてくれよ、狐お姉さん。
あなた
ほんとにですよ...すごい状況だって言うのに
八重神子
八重神子
ふふふ...悪いな。では、妾の愚鈍な友は、汝らに任せるぞ。
あなた
旅人さん...気をつけてくださいね
蛍
もちろん、行ってくる。
心配な気持ちでいっぱいになりながら二人を見送る。
あなた
本当に、大丈夫でしょうか...
八重神子
八重神子
どうじゃろうな。それより、ずっと歩いて疲れたじゃろう?
八重神子
八重神子
残りはあやつらがやってくれる。寝たらどうじゃ?
あなた
...そうですね、少し...休みます。
あなた
では
八重神子
八重神子
ああ、安心して眠るが良い
そういい自分の部屋に戻った。

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