第3話

2:私の"個性"
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2026/01/15 13:46 更新



夏休み明けの地獄のような学校が終わり、今は放課後。

私は今日の家に帰ってから やりたいことがある。

それは……



あなた
__てことで、お父さん!!"個性"指導、よろしくおなしゃす!!!

任せろ!!



自分の"個性"、すなわち"能力"を確認すること。



本当は森とか人目のつかない場所でやりたかったけど、それは流石に法律的に危ないと思ったので辞めた。

そして私はこの世界に来る前から頭ん中でずっと考えていたことがあった。

それは、



それにしてもあなたもヒーローになりたかったとは〜!もっと早く言ってくれれば良かったのに〜!!



そう、ヒーローになるため、もっと言うと雄英高校に通うため。(もっともっと言うと雄英高校ヒーロー科に通うため)

雄英高校に通うには"能力"と"頭脳"が必要となる。

幸いなことに"頭脳"の方は今世の"この子"が元々凄く持っており、これなら筆記試験は余裕だ。きっと。

ここで問題なのは"能力個性"。

まずそもそも自分の"個性"すら知らないのだ、これはヤバイと思い今現在、ヒーローらしい父に教えてもらっている。



だが、いきなり"個性"を使って戦闘訓練をするというのは難易度高いからまず自分の"個性"のことをもっとよく知ってからにしよう!!

あなた
押っ忍オッス!!!

さぁ!"個性"を思うようにに使ってみるんだ!

あなた
え、えっとー……

あなた
お、おもちゃ!!…よぉ、大きくなれ!!!



ボフンッ!



あなた
ってうわぁぁぁ!!!

あなた
くっそ大きくなったぁぁぁ!!!



私が投げたぬいぐるみおもちゃに"個性"、「おもちゃ」を使うと大きくなった。

それもオールマイトなみに。(オールマイト 身長:220cm)



いいから次!次投げなさい!

あなた
え、あ、はい!!




オールマイトなみにデカくなった巨大のモフモフぬいぐるみを見て、今すぐにでも飛び付きたいと思っているとお父さんに次と急かされる。


なので私は急いで次のおもちゃを手に持ち、投げた。



あなた
えっと、おもちゃよ小さくなれ!!



ポフンッ



あなた
くそちっちゃ!!!

あなた
積み木なみなんですけど!!?




次は積み木なみに小さくなった。


こんなに"個性"の扱い方って難しいの…?!!!


あるあるの「傍から見たら簡単そうに見えるけど、実際にやってみるとクソムズいやつ」だ!!!!



…うーん、どうやらあなたは調節が苦手らしいな。

いや、調節というより"イメージ"と言った方がいいか。

あなた
い、イメージ……




イメージしてたつもりだったんだけどなぁ…


思いが足りなかったのか…??



そう、イメージ。

調節と言ったら難しく考えがちなんだ、だけどイメージと言ったら何となく考えやすいだろう?

あなた
ま、まぁ、確かに……




調節と聞いたらアーダーコーダーと色々とめんどくさい作業を思いがちだが、確かにイメージと言われたら そんなに難しくは捉えない。


頭の中で想像するだけという感じがある。


ただ、そのイメージを形に出来るかどうかが1番難しい所ではあるんだろうけど……



それじゃあ、自分の投げたおもちゃがこんな感じに大きくなる!小さくなる!って想像してみろ!

んで想像しながら"個性"を使う!

あなた
想像想像想像……




私は頭の中でイメージをする。


そして、そのイメージを形にするぞという強い思いを持ちながら……



あなた
(__このおもちゃぬいぐるみは今から「こんくらい小さな子供くらい大きくなる」!)



ボフンッ!



ほぼ私のイメージ通り、ぬいぐるみは小さな子供くらいのサイズになった。



あなた
お、おぉ!完璧ではないけど、イメージに近い!!

おぉ、成功したっぽいな!何を想像しながら"個性"を使ったんだ??

あなた
小さな子供!!

ふむ、それなら確かにイメージに近いな!!

どうやらコツを掴むのが得意っぽいな、あなたは!

あなた
ま、まぁ、それほどでも〜?? あるけど

あなた
よーし!!この調子でバンバン自分の"個性"について知るぞー!!

やる気が出たようで良かった!あ、けど

あなた

自分の限界をちゃんと考えながらするんだぞ??その歳じゃ、限界突破はまだ体が耐えきれないだろうからな

あなた
うっス!!!




流石は現役ヒーロー、適切なアドバイスをしてくれる。


やっぱり持つべきはヒーローだな!!


私は引き続きお父さんに指導をしてもらった。



























その後も私はひたすらに"個性"を特訓した。

そして"個性"のことについて分かったことを今からここに記す。(記すって言い方なんかカッコイイよね)




                             私の"個性"について


▶「おもちゃ」、イメージすることでおもちゃの大きさを変えたりすることが出来る。(おもちゃを創ることは不可能)
発動条件はおもちゃを投げること。


・「おもちゃ」の使用限界は最大、10回ほど。
▶5回目くらいからキツくなってきて、10回目で息切れ、頭痛などの症状が出る。訓練を重ねれば使用限界を伸ばすことが出来そう。


・私の"個性"、「おもちゃ」は近距離戦闘ではなく遠距離戦闘の方が向いている。




今日の訓練で分かったのはこれくらいかな


まぁ、初めて"個性"を扱うにしては いい出来だと思う。

まだまだ雄英高校の入学試験は先だ。(あと1年くらい)

入学試験までには"個性"をある程度操れるようになり、頭も今より良くなっておかないと。

なんせ、雄英高校ヒーロー科の偏差値は「79」なんだから。

1-Aの上鳴とかってあの中では頭悪キャラだけど、雄英高校ヒーロー科に入れてる時点で普通に頭いいんよ……

私も頑張らないと……


今からもう入試試験に対して不安に思っていると、



__あ、そうだ。

あなたに言わないといけないことがある、あとで芦戸ちゃんや切島くんにも教えときなさい。

あなた
ん?




言わないといけないこと??なんだろ、


もしかして……ヒーロー引退とか?!!!ないとは思うけど!!!


たまに見るお父さんの真剣な表情に少し身構える。



__来年、お父さんの仕事ヒーローの都合で埼玉県に引っ越すことになったから。

そのつもりで よろしく!




お父さんのさっきまでの真剣な表情は無くなり、爽やかな笑顔でグッドサインを送ってきやがった。



あなた
はい無理もう推し友達と絶対会えないもう無理死んだ

あなた
いきなり天国から地獄に叩き落とすやん、なんなの??

あなた
なんなの??(2回目)

あなた
マジで

あなた
マジで!!!(2回目)




その後、私がお父さんにドロップキックをかましてやったのは言うまでもない。


ごめんよ、お父さん。


申し訳ないなんて思ってもないけど。



















次回:あなた、切島に告白する(しない)

デュエルスタンバイ!!!(しない)

次回もお楽しみに!!!(それはして)





































母「何やってんのアンタら」


あなた・父「「ドロップキック」」
「してる」あなた「されてる…けっこう痛い……」


母「本当に何やってんのアンタら」





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