夏休み明けの地獄のような学校が終わり、今は放課後。
私は今日の家に帰ってから やりたいことがある。
それは……
自分の"個性"、すなわち"能力"を確認すること。
本当は森とか人目のつかない場所でやりたかったけど、それは流石に法律的に危ないと思ったので辞めた。
そして私はこの世界に来る前から頭ん中でずっと考えていたことがあった。
それは、
そう、ヒーローになるため、もっと言うと雄英高校に通うため。(もっともっと言うと雄英高校ヒーロー科に通うため)
雄英高校に通うには"能力"と"頭脳"が必要となる。
幸いなことに"頭脳"の方は今世の"この子"が元々凄く持っており、これなら筆記試験は余裕だ。きっと。
ここで問題なのは"能力"。
まずそもそも自分の"個性"すら知らないのだ、これはヤバイと思い今現在、ヒーローらしい父に教えてもらっている。
ボフンッ!
私が投げたぬいぐるみに"個性"、「おもちゃ」を使うと大きくなった。
それもオールマイトなみに。(オールマイト 身長:220cm)
オールマイトなみにデカくなった巨大のモフモフを見て、今すぐにでも飛び付きたいと思っているとお父さんに次と急かされる。
なので私は急いで次のおもちゃを手に持ち、投げた。
ポフンッ
次は積み木なみに小さくなった。
こんなに"個性"の扱い方って難しいの…?!!!
あるあるの「傍から見たら簡単そうに見えるけど、実際にやってみるとクソムズいやつ」だ!!!!
イメージしてたつもりだったんだけどなぁ…
思いが足りなかったのか…??
調節と聞いたらアーダーコーダーと色々とめんどくさい作業を思いがちだが、確かにイメージと言われたら そんなに難しくは捉えない。
頭の中で想像するだけという感じがある。
ただ、そのイメージを形に出来るかどうかが1番難しい所ではあるんだろうけど……
私は頭の中でイメージをする。
そして、そのイメージを形にするぞという強い思いを持ちながら……
ボフンッ!
ほぼ私のイメージ通り、ぬいぐるみは小さな子供くらいのサイズになった。
流石は現役ヒーロー、適切なアドバイスをしてくれる。
やっぱり持つべきはヒーローだな!!
私は引き続きお父さんに指導をしてもらった。
その後も私はひたすらに"個性"を特訓した。
そして"個性"のことについて分かったことを今からここに記す。(記すって言い方なんかカッコイイよね)
私の"個性"について
▶「おもちゃ」、イメージすることでおもちゃの大きさを変えたりすることが出来る。(おもちゃを創ることは不可能)
発動条件はおもちゃを投げること。
・「おもちゃ」の使用限界は最大、10回ほど。
▶5回目くらいからキツくなってきて、10回目で息切れ、頭痛などの症状が出る。訓練を重ねれば使用限界を伸ばすことが出来そう。
・私の"個性"、「おもちゃ」は近距離戦闘ではなく遠距離戦闘の方が向いている。
今日の訓練で分かったのはこれくらいかな
まぁ、初めて"個性"を扱うにしては いい出来だと思う。
まだまだ雄英高校の入学試験は先だ。(あと1年くらい)
入学試験までには"個性"をある程度操れるようになり、頭も今より良くなっておかないと。
なんせ、雄英高校ヒーロー科の偏差値は「79」なんだから。
1-Aの上鳴とかってあの中では頭悪キャラだけど、雄英高校ヒーロー科に入れてる時点で普通に頭いいんよ……
私も頑張らないと……
今からもう入試試験に対して不安に思っていると、
言わないといけないこと??なんだろ、
もしかして……ヒーロー引退とか?!!!ないとは思うけど!!!
たまに見るお父さんの真剣な表情に少し身構える。
お父さんのさっきまでの真剣な表情は無くなり、爽やかな笑顔でグッドサインを送ってきやがった。
その後、私がお父さんにドロップキックをかましてやったのは言うまでもない。
ごめんよ、お父さん。
申し訳ないなんて思ってもないけど。
次回:あなた、切島に告白する(しない)
デュエルスタンバイ!!!(しない)
次回もお楽しみに!!!(それはして)
母「何やってんのアンタら」
あなた・父「「ドロップキック」」
「してる」「されてる…けっこう痛い……」
母「本当に何やってんのアンタら」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。