夢を見た。水の中に浮かんで、キラキラときらめく泡に揺られ落ちていく。そんな夢。
そして、水の上にはどこか見覚えがある男性がいたような気がする。
いや、正直気がするというだけで定かではないし、夢に正確性を求めるのも馬鹿らしい気もする。
そして目が覚めた。
そんな言葉が口から洩れる
とはいえそんな場合ではなく私は急いで時計を見た
そして顔を青くする
今日は魔法局新卒職員の入社(?)式
そして、新入りである私が遅れるわけにはいかない
のだけれど、もう既に7時
始まるのは7時30分
遅刻確定も同然だった
そんなことを言いつつも爆速で準備をし、急いで家を出る。
そんなことを言いつつも言おうが言うまいが
というか間に合おうが間に合わなかろうが
急ぐ、とにかく急ぐ
急がば回れだとかいうことわざもあるけどそんな場合じゃない
遅刻は絶対にできない
最善を尽くせばまだ言い訳はできる
形だけでも急いでおけばたぶん説教程度で済む・・・・・と思いたい
そんなことを考えながら私は箒のスピードを法律ないぎりぎりの速度に上げた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!