あたりは星空。
みんなはもうすでに眠っていた。
コツッ コツッ コツッ
コンコン!
キーッ!
私は千空の部屋に呼ばれていた。
時々2人で話すだけの時間を千空は作ってくれる。
作業には全く関係のない無意味な話。
千空からしたら無駄な時間なはず。
だけど彼は、何も言わず私に寄り添ってくれる時間が心地よかった。
ふと、"あの頃"の記憶が蘇る。
河川敷でロケットのスイッチを『せーの!』っと言って押す瞬間。
あの時の千空の声。
千空がギュッと手を握ってくれる。
それは私と同い年とは思わないくらい大きくて、暖かくて、強かった。
その一言で体の体温がみるみる上がっていくのがわかった。
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トントントントン
カチャカチャ!
みんなあったまった夜ご飯でした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。