第5話

4話 あの日から
369
2025/01/07 11:47 更新
雲も少なく月が明るい深夜帯
ほとんどの店は閉まりあの明るい光は落ちていた
そんななか大きな男を背負う俺
なんか懐かしいな
昔は逆だったけど
リリオ・マークス
リリオ・マークス
まったく、馬鹿は変わらねぇのな
タルタリヤ
タルタリヤ
馬鹿じゃない……
リリオ・マークス
リリオ・マークス
えー、馬鹿な気がするよ?
昔からケガばっかりだし
タルタリヤ
タルタリヤ
それとこれは関係ないだろう…?
リリオ・マークス
リリオ・マークス
手のかかるお馬鹿さん?
タルタリヤ
タルタリヤ
馬鹿を変える気はないのかい?
リリオ・マークス
リリオ・マークス
あはは、ごめんて
タルタリヤ
タルタリヤ
……リリ、
リリオ・マークス
リリオ・マークス
何?
タルタリヤ
タルタリヤ
昔はさ、俺がリリのこと
おんぶすることが多かったよね
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ほんと、黒歴史掘り返すの好きだよね?
タルタリヤ
タルタリヤ
俺にとっては良い思い出だからさ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
……まぁ…良い思い出もあるけど
タルタリヤ
タルタリヤ
俺より先にファデュイに入ってたなんて
当初はびっくりしたし
リリオ・マークス
リリオ・マークス
言うつもりなんかなかったからね
それに、アヤにはちゃんと
冒険者になって欲しかった
タルタリヤ
タルタリヤ
あはは、ほんと、リリは優しいね
タルタリヤ
タルタリヤ
…俺ね、今でも夢に出るよ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
なにが?
タルタリヤ
タルタリヤ
リリに、折り紙で作られた花で
俺と結婚しよって言ってきたこと
リリオ・マークス
リリオ・マークス
………あったね、そんなこと
タルタリヤ
タルタリヤ
その時からずっと両思いだと思ってた
リリオ・マークス
リリオ・マークス
………
タルタリヤ
タルタリヤ
なんで、俺じゃダメだったんだろって
未だに思ってるんだ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
アヤ…
タルタリヤ
タルタリヤ
……ま、今更だけどね
リリオ・マークス
リリオ・マークス
……
俺は弱気なアヤに腹が立ち
ガブッ…!!と腕に噛みついた
タルタリヤ
タルタリヤ
いった…!!!
なにするのさ!!
リリオ・マークス
リリオ・マークス
元気だね、降ろすよ
そう言って降ろせばすぐアヤの方に向いて
リリオ・マークス
リリオ・マークス
俺の始めてはね5割はアヤ
お前なんだよ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
親同士が仲良かったから
兄弟のように育ってきた
だから何かしらお前とするのが
当たり前だった
タルタリヤ
タルタリヤ
……え…?
リリオ・マークス
リリオ・マークス
でもな、俺がそう思って接してきたアヤは
こんな弱々しくなんかねぇんだよ
タルタリヤ
タルタリヤ
……!
リリオ・マークス
リリオ・マークス
いつも強引で、話を聞かなくて
でも優しさだけは誰にも負けねぇ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
馬鹿で手に負えねぇのが
俺の知ってるアヤだ
少し距離を詰め胸ぐらをつかみ
顔を少し近づけギリギリでまた話し続ける
リリオ・マークス
リリオ・マークス
今のアヤはなんだ?
お前は誰だ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
俺が好きならもっと来いよ
ばぁか♡
額同士をくっつけ胸ぐらをつかんでた手を離し
この馬鹿アヤの両頬を引っ張る
タルタリヤ
タルタリヤ
い、いひゃいよ、リリ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ふ、滑稽滑稽w
タルタリヤ
タルタリヤ
も〜…キスするよ?
リリオ・マークス
リリオ・マークス
まだファーストキスあげる
気分じゃねぇんだわ
タルタリヤ
タルタリヤ
むぅ…じゃぁせめて、予約させて
リリオ・マークス
リリオ・マークス
…はい?
タルタリヤ
タルタリヤ
魈くんじゃなくて、俺が
リリのファーストキスもらうの
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ふ、鍾離さんの前で今度契約な
その代わりアヤの何かも貰うからな〜?
タルタリヤ
タルタリヤ
リリにあげれないものはないよ?
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ふ、うっせぇ馬鹿
タルタリヤ
タルタリヤ
ねぇ、リリ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ん?なんだよ
タルタリヤ
タルタリヤ
俺、リリが好き
タルタリヤ
タルタリヤ
リリが知ってる通り
ずっと前からね
タルタリヤ
タルタリヤ
……心のどこかでは諦めてた
魈くんには…ってね
タルタリヤ
タルタリヤ
でも、さっきのさっきで決めた
もう、俺は誰にもリリをあげたくない
魈くんだけじゃない世の中全員に
絶対また振り向かせる
タルタリヤ
タルタリヤ
俺の気持ち、強火にさせたなら
ちゃんと最後まで責任持ってよ?リリ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
…ふふ、…あはは!!
そうこないとね、アヤ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
落としてごらんよ、アヤックス
タルタリヤ
タルタリヤ
今の俺をそう呼ぶの家族かリリくらいだよ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
タルタリヤ、だもんね
リリオ・マークス
リリオ・マークス
それ聞いた時はタルにしようかなって
思ってたんだけど
なんか嫌だって思ったから
リリオ・マークス
リリオ・マークス
ま、公子でもいいんだけどね?
タルタリヤ
タルタリヤ
やだ、ずっとアヤでいい
リリオ・マークス
リリオ・マークス
適材適所、な?
タルタリヤ
タルタリヤ
う…
タルタリヤ
タルタリヤ
……リリ、今日一緒に寝よ
リリオ・マークス
リリオ・マークス
全く……しょうがなくね
差し出されたアヤの手に自身の手を重ね
手をつないで俺の家の中に入ってった
その後は軽くお風呂を済ませ
昔のように手を重ねて、向き合う形で眠りについた

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