勘にはなるが , 大丈夫?と心配された
気がしてそう答えたが はぐれ を見ると
驚いた顔をしている 。もしかして
当たっていたりしたのだろうか 。
そうだったら嬉しい 、少しずつでも
理解できるようになっているって
ことの証明になるのだから 。
1人と1匹 、分からない人には
独りで喋っているイタい奴に
見えるがそうではないのだ 。
そんなことを考えていると自宅に
備え付けられているインターホンが
久々にその音を空間に響かせる 。
頼むから 、このまま居ないと思って
立ち去ってくれ と切実に願いながら
はぐれ を思わず強く抱き締めてしまう 。
私の身体が強ばっていることに気付いた
のか はぐれ は過去1 甘い声で鳴いた 。
… 気遣ってくれているんだろうなぁ 。
ほんと不本意だし会いたくは無いが
扉を壊されても困るし仕方ないから
開けることにした 。
大事なことなので2度言うが私は絶対に
会いたくないと思っているのだ 。
…… その理由は誰が来たか分かれば
すぐに理解ができるだろう 。
彼氏 ( 猫 ) 居るから発言したら目の
前の桃太郎 ( 幼馴染み ) の機嫌が
だいぶ悪くなった件について 。(












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!