第25話

彼は彼と結婚している貴女をどう紹介する?
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2024/05/17 12:00


中島敦

「僕の大好きな奥さんです」
照れたように笑い、探偵社の社員たちに夢主を紹介する敦くん。夢主と指を絡め、いかにも新婚ラブラブ夫婦であることをアピールしてる。
仕事中はしっかりしてるけど、夢主の前になると甘えたがりになる可愛い旦那さん。




太宰治

「一緒に死ぬと約束した奥さんだよ」
夢主を抱き寄せ、薬指にはめられた銀色に光る指輪を見せつける太宰さん。
新婚なのにもう既に一緒に心中する気満々。夢主が電話に出る時に「はい、太宰です」と言ってくれるのを密かに楽しみにしてるのは言うまでもない。




芥川龍之介

「僕の妻だ」
ド直球ストレート。人前では夢主に指先も触れてくれない。
だけど夢主の手料理を誰よりも美味しそうに味わって食べてるし、夢主の髪一本でさえも他の男が触れたら羅生門が飛んでくる。
寝る前にはおやすみのキスもしてくれそう。
銀ちゃんと楽しそうに遊んでいる夢主が大好き。



中原中也

「俺の可愛い嫁さんだよ」
夢主の肩を抱き寄せて、夢主の手をそっと掴む。
ポトマ幹部で高給取りであるが故、忙しくて夢主に構えてないことを申し訳なく思っている。故に頭の中は常に夢主でいっぱい。
帰って来れた時は必ず夢主と夕飯を食べる。休みが取れたら家で夢主を甘やかすか、水族館か何処かに連れて行ってくれる。





国木田独歩

「俺の理想の妻だ」
これ以上必要か?と言いたげな顔をしながら素っ気なく紹介する。
でも夢主の前では普段見せない国木田さんの新たな甘えたがりな一面を見せる。
太宰さんに散々振り回された日は、ソファで寛ぐ夢主に不意打ちのバックハグをして夢主補給をしている。





谷崎潤一郎

「僕のお嫁さんです」
と紹介する度に、結婚式で白無垢を着て雪女のように綺麗になった夢主にうっとりしていたのを思い出して照れる谷崎くん。
夢主がナオミちゃんと仲良く一緒に作った夕飯を食べるのが1日の楽しみなんだとか。可愛い旦那さんめ。



森鴎外

「私の愛する奥さんだよ?」
執務室の机の端には、結婚式で純白のウエディングドレスを身に纏い、微笑みかける夢主の写真が飾られてある。
森さんのお仕事の原動力はこの写真とエリスちゃん。エリスちゃんが夢主に甘えているのを微笑ましく見ているのが楽しいらしい。






江戸川乱歩

「僕の自慢のお嫁さんだよ〜!」
甘えたがりと言えばこの人。
でも結婚式の誓いのキスは滅茶苦茶かっこよくしてくれた。
夢主の作るお菓子が大好きで、探偵社の差し入れとして持っていくことも。その度に「僕の奥さん、料理上手でしょ〜!」と自慢するのも忘れない。





立原道造

「お、俺の...嫁さんだよ」
紅潮した顔を手で隠し、目線を逸らしながら携帯の待ち受けを部下たちに見せる。
其れは勿論、結婚式でお色直しをした夢主。
純白のドレスを着た夢主の写真は金属のケースに入れて、いつも上着の裏ポケットに入れてるらしい。
いつか其れに助けられる日が来るのでしょうか。
夢主の手料理が何よりの好物。夢主の危険時には守ってくれる、可愛くてかっこいい旦那さん。








福沢諭吉

「私の妻だ」
此方もド直球ストレート。
普段は厳格な人ではあるけど、結婚式では白無垢を着た夢主に目を奪われており、探偵社員全員に其の写真を何枚も撮られていた。
夢主が毎朝愛妻弁当を作ってくれるので、その様子をこっそり見ている。出かける前には行ってきますのキスをするのが日課のようだ。





坂口安吾

「僕の奥さんです」
デスクの写真立てを見て、辻村さんを含めた部下に自慢する。
結婚式の写真は携帯の待ち受け。
その代わり写真立ての中は新婚旅行でのツーショット。
激務続きなので常に睡眠と夢主不足。家に帰れた日は必ず夢主をバックハグして眠る。睡眠不足と夢主不足はここで補う。





織田作之助

「俺の妻だ」
こちらも携帯の待ち受けは結婚式の写真にしている模様。
何故かは分からないが、其れは夢主が楽しそうにブーケトスをしている写真。
多分彼なりのこだわりがあるのだろう。
夢主の前では甘々だがかなり嫉妬深く、夢主が仕事について男と話していると、すかさず駆けつけてきて男に掠るように銃弾を放つ。




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