第26話

彼がいつも怪我して帰ってくるので泣いちゃう夢主
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2024/05/27 22:50


中島敦

「えっ!?ど、どうしたの!?」
あたふたしながらも、まずは夢主に事情を聞く敦くん。泣いている夢主の背中を優しく擦り、相槌を打ちながら真剣に話を聞いてくれる。
「そっか...職業柄仕方の無いことだけど、君がそんな風に僕のことを大切に思ってくれてるだけで嬉しいよ」
無自覚優しさ爆弾とはまさにこのこと。




太宰治

「どうして君が泣くんだい...?」
泣いている夢主の頬に触れて優しく涙を拭ってくれる。時々詰まりながら話す夢主を見つめながら、黙って話を聞いてくれる。
「私が怪我する度にそんなに心配してくれてたのかい?優しいね。それと同時に...狡いよ」
と、夢主の腰と後頭部を支えてキスしてくれる。彼なりに夢主の優しさにお返しをしてるのでしょう。







芥川龍之介

「どうした」
少ない言葉だけど、夢主をちゃんと心配してくれてるのは確か。夢主の隣にちょこんと座って、時々頷きながら話を聞いてくれる。
「...そうか。なら僕も、お前に心配されぬように更に強くならねばならんな」
自分にストイックな芥川くん。無理しすぎて心配されないように気をつけてね。






中原中也

「おい、どうした?」
夢主の涙を優しく指で拭って、涙ながらに話す夢主に優しい眼差しを向ける。無理に夢主のことを急かさない辺りめっちゃ紳士。
「心配してくれてありがとな。職業柄仕方ないが、俺は気持ちだけでも十分嬉しい」
と、夢主の頭をぽんと撫でてくれる。どこまで紳士なんだ貴方は。







国木田独歩

「何故泣いている?らしくないぞ」
肩を擦り、頷きながら話を聞いてくれる。こういう時は時間を気にするのを忘れるほど、夢主のことが大切なのだろう。
「...そうか、心配させてたんだな。俺もまだまだだな」
向上心高めの国木田くん。彼が体調崩したら心配するの夢主なのは分かってる。だけど夢主に怪我のことで心配されたくなくて、必死に頑張るのが彼らしい。



谷崎潤一郎

「えっ!?何かあった!?」
敦くんと同様、焦りながらも取り敢えず話を聞いてくれる。泣いている夢主を見て心を痛めている辺り、ヘタレだけど優しい谷崎くん。
「そっか...でも僕は、君のためになるなら喜んで世界を焼くよ」
あの名言を此処で言っちゃう。谷崎くんの優しさに触れ、更に泣いちゃう夢主なのでした。



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