第27話

25話
305
2026/06/12 22:00 更新
千ト視点
星喰右手
...どういうおつもりで?
星喰左手
まさか、何となくとかじゃねーだろうなぁ
百合宮慧流
なわけないじゃん笑
百合宮慧流
ちゃんと理由はあるよ
百合宮慧流
でもさぁ...
百合宮慧流
ただのオトモダチ(利用関係)の君達が、僕達の関係に文句言わないで欲しいんだけど。
皇千ト
...っ
星喰左手
文句は言わねぇ。八重桜に俺興味ねーもん。
星喰左手
だがな、...理由だけは興味あるんだよ。
星喰左手
お前、何であいつなんだ?
百合宮慧流
...なんで、か
百合宮慧流
僕は人間を試した。そこで八重桜純を見つけた。
百合宮慧流
本当に運命的だったなぁ...
百合宮慧流
それで、あの子は辛そうな顔してた。だから、助けてあげたんだ!
百合宮慧流
それだけだよ
百合宮慧流
じゃあ、僕はサクラを追いかけなくちゃいけないから
星喰右手
お待ちください
右手くんはそう言って百合宮さんの手首を掴んだ
百合宮慧流
痛いなぁ...力強すぎない?馬鹿力?
星喰右手
...何とでも言ってください
星喰右手
...貴方、八重桜さんの気持ちは考えたんですか?
百合宮慧流
...うるさいなぁ
百合宮慧流
言ってなかったけど僕は元猫。人間の気持ちなんか理解しようとするわけないじゃん。
皇千ト
猫...!?
百合宮慧流
はい、もう満足?もう僕行くから離してよ
星喰右手
はぁ...分かりました。お気をつけて
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サクラ視点
僕は体が引っ張られるように走った。
何故か上の階へ足先が向く。何故だろう。
分からないことだらけだ。
自分は何故中途半端なところから猫としての自覚がついたのだろうか。
僕は何故自分のことを「僕」というのか。
僕には何故百合宮さん以外のことを知らないんだろうか。
でも、どこかで僕は温もりを求めている。
いつも通りの、何気ない日常を。
あれ...?
『いつも通り』って、なんだっけ。
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