第2話

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2024/07/24 11:02 更新










スマホを開くと、600件近くメッセージが来ていた。


これは全て、第1部隊隊長―――鳴海弦からのだった。














鳴海弦
チッ
鳴海弦
あ"ぁクソ
鳴海弦
なんで電話にも出ないんだよ

素早く、スマホのキーボードを動かす男。


スマホの液晶画面には、既読すらついていないメッセージが、多くあった。


鳴海弦
っ…なんで、急にいなくなったんだ

鳴海は、グズっと鼻を鳴らしながら静かに泣き始めた。


あなた
…既読つけたら面倒くさそうだしなぁ

そう思い、スマホを鞄の中に突っ込む。


鞄の中では、スマホが ヴーッ と震えている。


あなた
…ごめん、鳴海。

あなた
は"ぁ、
あなた
めちゃくちゃ嫌だけど、実家帰ろ〜

独り言を呟きながら、あなたは空港へと足を踏み入れた。





飛行機から降りて、荷物を受け取ると親が


手を振りながら外で待っていた。


あなた
ごめん、待たせっちゃって。
˟˟
別に、さっき来たところだから大丈夫よ。

車に乗り、実家へ向かう。

あなた
ねえ
あなた
ホントにお見合いしなきゃ駄目?
˟˟
ええ
あなた
私、彼氏いるんだけど?
˟˟
…そんな男、捨てなさい。
あなた

… 一応、連絡先は消しておこう。

「別れよ」というメッセージを送って、ブロックして


連絡先を消した。





実家につくと、相変わらず使用人が玄関まで、迎えに来ていた。


「おかえりなさいませ」と声をかけられるが、無視をして家に入る。



˟˟
ほら、着替えて。
あなた
はいはい

使用人に着替えを手伝えられるが、奪って自分で着替えをする。



˟˟
ここよ
トン、と背中を押されて襖を開け、中に入った。








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