スマホを開くと、600件近くメッセージが来ていた。
これは全て、第1部隊隊長―――鳴海弦からのだった。
素早く、スマホのキーボードを動かす男。
スマホの液晶画面には、既読すらついていないメッセージが、多くあった。
鳴海は、グズっと鼻を鳴らしながら静かに泣き始めた。
そう思い、スマホを鞄の中に突っ込む。
鞄の中では、スマホが ヴーッ と震えている。
独り言を呟きながら、あなたは空港へと足を踏み入れた。
飛行機から降りて、荷物を受け取ると親が
手を振りながら外で待っていた。
車に乗り、実家へ向かう。
… 一応、連絡先は消しておこう。
「別れよ」というメッセージを送って、ブロックして
連絡先を消した。
実家につくと、相変わらず使用人が玄関まで、迎えに来ていた。
「おかえりなさいませ」と声をかけられるが、無視をして家に入る。
使用人に着替えを手伝えられるが、奪って自分で着替えをする。
トン、と背中を押されて襖を開け、中に入った。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。