第12話

第12話 月の下で
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2026/02/17 12:00 更新
niko side

月の見える美しい庭で、
腕を固く掴み逃がさないようにする。

「…お嬢様、っ、」

「…なによ」

「腕、、離して、」

「……なら、逃げないで、?」

「逃げません、、…逃げれません、」

2人とももう弱気で、向き合うことも本当は怖い。

でも、この子には全てを話したい。

「…ねぇりほ」
「今日は月が綺麗よ」

「……告白、ですか?」
「…なら、私はもう死んでもいいと思ってしまいます。」

「ふふ、そう、」

「…はい。」
「ですがそれは、ただの人間としての『りほ』です。
お嬢様の前の『りほ』が言う正解の言葉はきっと、夜更けには沈んでしまうでしょうね。ですよ。」

「……それは、一線を引きたい、ということ?」

「はい。貴女のお気持ちには、答えられません」

「仕事、なんて関係無いわ。
貴女が、りほがどうしたいかが答えよ。」

まだ『でも、』と続けそうな気配を感じて、
また腕を掴んでしまう。

「…お願い、私は本気。
りほの答えを教えて」

「……っ…、
あなたを、、恋い慕っております、」

顔が赤く染まり、きゅ、と袖を掴むその仕草に
また惚れ直してしまう。

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