-岩本side-
あのあと俺の家で二次会をやることになった。
俺はみんなを家に入れたあと一人で買い出しに出かけた。
なんで1人?って思われるかもだけどそれは俺が
じゃんけんで負けたから笑笑
ビールだったりお菓子だったり買わなきゃいけないから
相当な量になりそ笑笑
まぁ、筋トレ代わりにはちょうどいっか、、
あいにく外は雨。念の為に傘を持ってきていたから
よかった。それよりもっと強くなる前に
急いで帰らないと。
そう思って俺は歩く足を早める。
ちょっと向こうの方に傘を差していない女の人がいる。
傘忘れたのかな?可哀想、、
そう思いながらその人の横を通り過ぎようとした。
あれ、見たことある....かも......
大粒の雨の中、傘を差さないで歩いていたのは
あなたちゃんだった。
俺は慌ててあなたちゃんに近づき傘の中に入れる
だってあなたちゃんが泣いてるから。
これは雨なんかじゃない。絶対泣いてる
そう言ってあなたちゃんを連れて俺は一旦家に帰った。
あいにく家に鍵を忘れたからインターホンを鳴らして
エントランスの鍵を開けてもらわなきゃいけなかった
ピーンポーン
エントランスのドアが開くと同時にインターホンも切れた。
俺はあなたちゃんを連れて上にある自分の家へと上がっていく
その間、あなたちゃんはずっと静かに泣いていて
今の俺にはそっとしておくことしかできなかった。
康二がそう叫んだ瞬間奥から慌てて走ってくる足音。
みんなが玄関に駆けつけた
俺は優しくあなたちゃんを支えてリビングに
連れて行き座らせた
舘さんはあなたちゃんの髪の毛を丁寧に拭いていく
このパーカーとかいけるかな、?
あとはスウェットのズボンでもだしとくか
ガチャ.....
俺はあなたちゃんの頭を撫でようと手を上に挙げた時だった
そう言い、身を縮こませて震えながら
泣き始めるあなたちゃん。
拒絶、、された、、、?
いや、でもごめんなさいって、、え?
-あなたside-
雨の中歩いていたら岩本くんと会って
今、家まで来た。
正直、男の人の家だし.....
アイドルの家なんて入るの申し訳ないし....
そんなこと思ってたのに気づいたら連れてかれてて。
今のこんな状態じゃ抵抗もできないから
大人しく言うこと聞く方がいいかなって思って着いてってる
家に入ったらみんな駆けつけてくれて
優しくしてくれていい人達だなって思ったの。
だってさ?着替え出してくれるし頭拭いてくれるし...
普通の人でもあんまやってくれないよ?
こういうとこに人気出るんだなって改めて思った。
とりあえず着替えして、タイミング見計らって部屋を出たら
みんな心配してくれててまた泣きそうになる
ほんと優しすぎでしょ、笑
そう言い近づいてくる岩本くんは撫でようとする仕草をとってきた。絶対殴ったりはしないから受け入れられる
そんなはずだった.........
でも......
悠真と岩本くんが重なって見えた
怖い。
岩本くんは大丈夫だって分かってるのに...
分かってるのに、、悠真と重なった時"怖い"って思った。
私はそのまま動けなくて、、体が固まったように動かなくて...とにかく怖かった。
阿部さんとラウールくんが傍で背中さすってくれて
深澤さんもそばに居てくれた
岩本くん...ごめん......





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。