ドシンッ!!
アーニャはダンボールの上に落ちた。
パタパタパタ。
ヨルが駆けつける。
部屋の中は足場がないほど色々なものが混乱していた。
アーニャの下の凹んだダンボールからは、少しだけスパイ道具が見えている。
ヨルは部屋の中へ入ってきて、アーニャをダンボールの上から降ろす。
あなたは苦笑した。
ヨルは少し心配そうに部屋を出て行った。
アーニャがあなたを見上げる。
︎︎ ︎︎
あなたは、生まれたて超能力が使えた。
あなたの使える能力、サイコキネシスは、人や物を自由自在に動かすことが出来る。所謂、念力というものだ。
基本的にあなたはその能力を上手く活用して今まで生きてきたが、焦って思考だけが身体より先に動こうとした場合、今回のように無意識にサイコキネシスが発動することがある。
なお、あなたがエスパーだと知っているのは、今は亡き両親だけだった。
あなたは、馬鹿だった。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。