朝。家。
小さな制服。
子供が鏡の前で立っている。
【みて!】
【かっこいい?】
あなたが笑う。
『似合ってる』
悟も隣で見ている。
「うちの子天才すぎ」
『親バカ』
子供が悟を見る。
【ぱぱ】
【ようちえんってなに?】
「友達と遊ぶところ」
【あそぶの!?】
「そう」
子供が嬉しそうにジャンプする。
【やった!!】
玄関。
あなたが手をつなぐ。
悟が少し寂しそう。
「もう幼稚園か…」
『早いね』
その時。
玄関の外。
傑が立っている。
〈大きくなったな〉
子供が気づく。
【おにーさん!】
「普通に来るなよ」
傑が笑う。
〈見送り〉
子供が元気よく言う。
【いってきます!】












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。