あの後クレープ屋からでて、もちさんは
「考え事があるから先にホテル帰ってて」
と言い海辺へ行ってしまった
社長は少し困惑していたが、数秒後には全て覚ったと言わんばかりの余裕の表情に変わっていた
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俺らは部屋から出てホテルの隣にあるカフェへと足を運んだ
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あれは6年前俺が高校を卒業し本格的に俳優業に熱を入れていた頃
もちさんはまだ小学生ではあったが、親が親なので割と有名人だった
だから、あんなことが起きてしまった
あれはもちさんの10歳の誕生日の日
ご両親に急遽仕事が入り、俺ら3人ともちさんが遊園地に行くことになった
だが、そこで事件が起きた
少しの間だった。
俺らが目を離した隙にもちさんは消え、どれだけ探しても見つかることは無かった
その後2日間見つからず警察に協力を求めたところ誘拐だとわかった
そして1週間後警察により発見された
現場は酷く荒らされていて、とても見ていられるような光景ではなかった
悪質な誘拐犯によってもちさんは穢された
だが、幸い警察が見つけた時にはもちさんは錯乱状態となり意識を失っており
目が覚めるとあの2日間の記憶だけがすっぽりと抜け落ちていた
静寂の後、会話を切り出したのは社長だった
こうして俺らは
・もちさんに手を出す人達は皆でやっつける
・もちさんが20歳になるまで手は出さない
この2つの約束をした
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社長は大きくため息を着いたあと口を開いた
俺はそう言い切り席を後にした
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加賀美side
店を出たあと海辺に来たはいいものの明日について悩んでいた
そんな時だった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。