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第16話

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2026/02/20 13:22 更新
sm side



_翌日








僕、キムスンミンは初の彼氏ができた。





昨日、11月1日。



リノヒョンとファーストキスをした後、
僕達は結ばれた。







リノヒョンと付き合えたこと、

リノヒョンとキスできたことが

もう夢心地でしかなくて、

昨日の夜から一睡も出来なかった。





sm
sm
はわ...♡



ずーっとふわふわ宙に浮いた感覚が続いて

学校も少しだけ遅刻をしてしまった。








僕は急いで教室に駆け込んだ。


まだHRが始まってないだけマシだったけど、

後ろの席のよんぼががニヤニヤとこっちを見てきていた。




sm
sm
おはようよんぼがっ
fl
fl
ふふん...スンミナギリギリだったね?
sm
sm
あっ...えーっと...
fl
fl
なんか昨日あった?
sm
sm
へぁっ!?なななななななな
fl
fl
わかりやすすぎだよスンミナ〜
fl
fl
でも...もうすぐ卒業できるから
リノ先生と....
sm
sm
ちょ、だめ!


勢いよくよんぼがの口を抑えると

やっぱりニコニコ嬉しそうな顔をする。



その時隣の席の子が話しかけてきた。



ねぇねぇ、卒業といえばスンミンくんは親の会社継ぐの?
sm
sm
え、僕...!?いや...まだわかんないんだよね...
へぇ〜...
俺ハーバード大学神学すんだよね
sm
sm
ハーバー...ド?
sm
sm
え、あのハーバード!?
うんㅋㅋㅋ



めっちゃめちゃ驚いてその子を見ると

クスクスと笑って「そんなに驚く?」と言われてしまう。




sm
sm
( もや、初めて話した... )


そう感心していると
廊下側からものすごい圧を感じた。



sm
sm
びくっ...
lk
lk
...



振り返ると廊下にはリノヒョンが居て
とてつもない顔をして僕を威嚇していた。





sm
sm
( り、リノヒョン....これはちがくて... )







心の中で必死に訴えようとするけど
伝わらないようで、






すぐにHRが始まってしまい
もうリノヒョンと目が合うことはなかった。









lk side














HRが終わった後

職員室で俺は心のなかで黒いものが渦巻いていることを
かすかに感じていた。




lk
lk
( やっぱりさっきのことでか? )



HRが始まる直前スンミナが俺以外の
男と話していた。





それだけで?

...それだけでこんなに俺の心は乱れるものなのだろうか。









lk
lk
はぁ...


心の底から思おう。




自分に”呆れる”





なんで俺はスンミンが男と話すだけでイライラしてるんだよ...











sm side












HRから僕はずっとむずむずしていた。






ご飯食べているときも、

授業の時でも、

帰りの支度をしているときも。











そうしてただずっとむずむずしながら
帰ろうとしたらヨンボクがこう話しかけてきた。





fl
fl
や!何帰ろうとしてんの〜
sm
sm
へ?なんか今日あったっけ...?
fl
fl
スンミナは今日リノ先生の補習の日でしょ?
忘れてたの...!?
sm
sm
あ...すっかり忘れてた....
fl
fl
え...まじで?明日槍降るんじゃない?
sm
sm
うん...僕行ってくるね






そうヨンボクに告げて教室をでる。







ヨンボガが何か言おうとしてるみたいだったけど

僕の耳には届いていなかった。









___in 補習










只々理科室にシャーペンが紙を滑る音だけが響く。




lk
lk
...
sm
sm
...




二人の間に会話はない。





sm
sm
( 気まず...! )






いや沈黙があるのはいつものことなんだけど

朝のHRのことがあってからか

いつもの倍(?)きまずい。












そのまま日は暮れていって
時計の針は7時を指した。








秋は深まって冬が出てきた時期。





木には枯れ葉が一つもなく
外は寒そうな風がびゅうびゅうと吹いていた。




lk
lk
そろそろ補習切り上げようか
sm
sm
...ね〜



そう一言だけ言葉を交わして理科室を出る。



下駄箱までついてきたリノヒョンは口を開いた。




lk
lk
あの...さ。
ホームルームでのこと...なんだけど
sm
sm
ッ...!
lk
lk
ごめん。理由もなく睨みつけて...
いや理由はあるけど...なんかでも俺こういうの初めてで...
ん?初めて?ちがっ...






ゆっくりと冷静に話そうとするリノヒョンだが
上手く言葉がもつれちゃって言葉が出てこないみたい。





sm
sm
大丈夫です...!
僕も誰かと付き合うの初めてですし...
lk
lk
あぁ...?ありがとう。
でも俺スンミナを束縛したいとかじゃなくて...




今までで見たことないくらいに
うろたえているリノヒョン。








新しいリノヒョンの一面を見れた嬉しさと
嫉妬してくれた嬉しさが混じり合う。











lk
lk
その...ってなんで笑ってんだよ..//
sm
sm
ふふ、何か嬉しいな〜って。




そう微笑むとリノヒョンは急に真剣な表情になって
こっちを見てくる。



lk
lk
あのさ...付き合っていく上で
言っておかなければならないことがあるんだ...。
sm
sm
...なんですか?
隠し子がいるとか?
lk
lk
んなッッ!?//
んなわけねぇだろ!
sm
sm
あははㅋㅋㅋ冗談です冗談!
lk
lk
はぁ...お前心臓に悪いんだよ...
sm
sm
へへ〜
lk
lk
話戻すけどさ...俺...




やけに静かな昇降口にその声は響く。





もう先生も生徒もほぼほぼ帰宅をしている
時間帯。





もう月も出始めてきている頃。







lk
lk
殺し屋なんだ。





静寂な水面に石が投げ入れられるかのように
その声の波紋は僕の中で広がっていった。



sm
sm
...へ?
sm
sm
こ...殺し屋?
lk
lk
あぁ。信じられないかもしれない...が。
lk
lk
これだけは言っておきたかった...。
sm
sm
え、あ...殺し屋...なんですね...



そう僕が口に出すとリノヒョンは

不安とほんの少しの期待が滲んでいる瞳を

こちらに向けてきた。



sm
sm
殺し屋だからって
リノヒョンを嫌うわけないじゃないですか。


僕の口から自然に出た言葉。




僕の本心がそのまま具現化したような
言葉の紡ぎ方だった。




lk
lk
....!






驚いたように僕を見るリノヒョン。

その瞳にはキラリと希望となにか...複雑なものが宿っていた。








それはそうとも僕はリノヒョンに会ってから

この世界にどんどん輝きを感じるようになったんだ。






リノヒョン自体に惚れてしまっているのに

今更殺し屋だからといって離れる理由は一つもない。






sm
sm
逃がしませんからヒョン!





そうにこやかに微笑んで靴に足を入れて
帰ろうとすると



lk
lk
ばか...が。
送ってくに決まってんだろ...//







少し頬を赤く染めながらそう言いながら
自分も靴を出して履いた。











そんなリノヒョンを見て本当に僕は幸せものだと自覚した。
















その幸せは権力という暴力に砕かれることも知らずに。














__15話 end












こんばんは。自己満足ことやのです。

今日も私の小説を読んでくださりありがとうございます。




さらんへ!





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