佐藤side
佐藤「佐藤がどうしてここにいるのか。みんな知りたいでしょ?」
「佐藤ね、自殺。しようとしたんだ。」
「本当は目覚めてたんだ。いつぐらいだろ。みじゅが辞めたちょっとあとぐらいかなぁ。」
「みじゅが辞めて。那須も熱愛出て。作間が自殺未遂。はしもっちゃんがホテル。がりさんは暴行。佐藤の大切な人達がどんどん傷ついてるのが悔しくて。悲しくて。」
「佐藤のせいで、皆が辛い思いしてるのが嫌で嫌でたまらなかった。」
「どうしてこう、上手くいかないんだろって。毎晩考えて考えて。どうすればみんなが幸せなまま佐藤は消えられるんだろうって。」
「佐藤には手紙を書くことしか出来なかった。震えながら、泣きながら自分の中にある言葉を絞り出して。」
「今まで6人でやってきたのに5人で幸せになってね、なんて。佐藤は思えなかったよ。口だけの言葉だった。でも、みんなのためにそう言うしかなかった。」
「本当は、行かないで。待ってて。辛いよ。苦しいよ。HiHi Jetsは6人だからね。そう言いたかった。」
「それで佐藤はついに病室から飛び降りようとした。」
「でも、そう上手くはいかなかった。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。