ジョングクに手を引かれ、
着いた場所は
今の俺たちには似合わない、ゲームセンター。
なにするんだ、…って話だけど。
此奴と居れるってだけで、
少し興奮気味。
俺たちの目の前にある、
プリクラの箱(機械)。
…加工された俺。
そんなの、嫌。
こういうのって、若い子たちがするものじゃないの?
…単なる俺の偏見?
だけど、見たい。
ジョングクの可愛い顔。
カメラの前に立つけど、
こういう場合、どんなポーズをしたらいい?
するっと、
ジョングクの腕が、腰に回される。
撫でるように。
唾を飲み込んで、
思考が停止する。
そんなの、期待もしなかったのに。
反則、だよ…っ?
…だけど、これはあくまで写真を撮るため。
近づくため、……
なんかじゃない。
分かってる。
プリントされた写真を見て、
ジョングクはそういう。
…俺なんか、そこらへんの女の子に負ける。
可愛くなんてない。
…誰が見たって、お前の方が可愛いっての。
期待させんな、ばか …っ
頭(後頭部)を撫でられる。
それだけで、苦しい。
不安定なココロを襲う。
胸が、ぎゅって なって
あの頃の特別な感情が舞い降りてくる。
きっと、耳は紅く染ってるはず。
首も顔も、熱いんだもん。
…お前は、ジョングクは、
一体、何がしたいの。
俺の心を、簡単に奪って。
もう、恋人同士でも
……好き同士でも、ないんだよ?
…お前に、もっと振り回されたい。
…もっと、愛されたい。
……ねぇ、愛して。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!