第4話

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2024/02/22 09:30 更新





TH
 …さむ、 



なにこれ、
寒すぎでしょ


こんなことなら、手袋してくるんだった。


雪のように冷たい風が、
俺の体を襲う。




JK
…お待たせしました、
JK
お久しぶりです。
テヒョンイヒョン、…

















あの日、
あのあともジョングクに押された。

押しに弱い俺は、
‘’ 会いたい ‘’ の気持ちだけでOKの返信をした。



それから今日。

マフラーとコートだけを着て、
よく会っていた公園に向かった。


もちろん、
なんかあるんじゃないか、の期待も込めて。














…ヒョン呼び。

昔はずっと呼ばれていたのに、
遠くで新鮮な気持ち。



…いつまで弄ぶの。

欲しいけど、また掴みたいけど、…


期待を飛び越えての、
むしゃくしゃ。



誰にでも、こんな気持ちを味あわせてるのでしょう?の。





期待させないで、

俺の気持ちも知らないくせに。




TH
 ……待ってない。 
JK
 ……そうですか 
ふふっ、ついてきてくださいㅎ



気持ちとは裏腹の言葉を投げるのに、

いつも返ってくるのは、笑いの ‘’ そうですか ‘’ 。



その顔に、心がきゅうって締め付けられていたのも、
知らないでしょう?



そんなの、ジョングクには見せられない。
かっこいい俺でいたかったから。



TH
 うん…、 





見慣れた街を、

見慣れた背中に合わせてついていく。



TH
 …はぁ、 



…白い息を吐く。

決して、ため息ではない。



嫌なわけがないでしょ?

好きな人の背中を、追いかけるの。



JK
 …はぁぁ、 



俺の真似をして、
少し長めの息。


その姿に、自然と口角が上がるのも不思議じゃない。





それに比例して、抱く感情は

‘’ 好き ‘’ の一言。



それを、口に出して叫べたらいいのに。






……もう一度、名前を呼んでもいい?


メッセージアプリの中じゃなくて、
心の中で。












……ジョングガ、好きだよ。












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