第20話

全てを…
515
2025/01/02 09:00 更新
〜次の日〜




どうやら、ユースの人たちとの練習は2日間らしい。
谷地仁花
あなたさん、ユースの方たちといると楽しそうですね!
あなた
え、そう?
雀田かおり
うん、昨日すごい楽しそうだったよ!
白福雪絵
まぁ、感動の再会ってやつだから、あなたちゃんも嬉しいんでしょ!
あなた
雪絵さん〜

マネージャーのみんなと話していると、花美主将たちが来た。
高橋帆花
おはよう、あなた!
あなた
おはよう!帆花!
綾瀬瑞月
今日であなたと会うのも終わりか〜
あなた
そんなわけないでしょ!これからも会おうよ!!
綾瀬瑞月
ッあなた〜
八乙女花美
瑞月、泣きすぎでしょ。

確かに、瑞月昨日も泣いてたな。
如月まりあ
おはよう、あなたちゃん。
あなた
あ、う、うん…
あなた
おはよう。

私がそう返すと、私の隣にまりあが立ち止まった。


そして、私の耳元でこう囁いた。
如月まりあ
朝ごはん、みんなが食べ終わったら、第1体育館に来て。
あなた
ッ……
如月まりあ
わかった?
あなた
わかった……
私は、一気に寒気がした。




      ”うざいんだよっ!!”



”私の前から消えろ!”




   ”お前に、バレーする資格なんてない。”






あぁ、思い出してしまった。

やっと忘れられたと思ったのにな。
あなた
ッ……

私は、全てが終わってしまいそうな気がした。








宮治
あなた、一緒にご飯食おう!!
あなた
……
宮治
あなた?
あなた
あ、うん。いいよ!





宮侑
あなた、なんか隠してることないんか?
あなた
ないよ。隠し事なんて。
宮治
絶対あるやん。
あなた
だから、ないよ。
宮侑
まりあのことやろ。
あなた
ッ……
なんで、わかったのッ!
宮侑
知っとるからな。
宮侑
あなたのこといじめた奴、まりああいつだってこと。
あなた
……
あなた
ごめん、用事あるから行くね。
宮治
1人で抱え込むな。
宮治
全部1人でなんとかなるって考えは捨てろ。
宮治
全部、あの時言ったことや。
あなた
うん、そうだね…
あの時、私を救ってくれた言葉。






でも、ごめん。みんなを巻き込むことはできないんだ。



私は、まりあが待っている第1体育館に向かった。















〜侑side〜
宮侑
おい、サム。追っかけるぞ。
宮治
そんなん言われなくても、分かっとるわ。
絶対、あなたに手出しさせるわけにはいかんのや。





八乙女花美
待って、宮くん。





確か、あなたがユースに行っていたときの主将だったか?
八乙女花美
あなた、まりあと会ってから変なの。
黒尾鉄朗
あぁ、それ俺も思った。
木兎光太郎
あなた、なんか元気なかったもんな!


八乙女花美
だから、あなたに何があったか教えてくれない?
宮侑
……無理や。
綾瀬瑞月
私。あなたのためならなんでもするからッ。

いくら、あなたが大事にしていた人でも教えることは出来んのや。
北信介
侑、俺からも言う。
北信介
教えてくれへんか?
宮侑
……
北さんから言われても無理や。
宮侑
無理で…
宮治
ツム、教えてもいいんやないか?
宮侑
は?
宮治
あん時みたいな奴は、今ここにおらんと思う。

確かに、そうじゃないとこんなに聞いてくる奴おらへんもんな。
宮侑
せやな。



宮侑
今から、あなたの過去について全て話す。
宮治
聞いたら、絶対にあなたのことを裏切るな。


おい、そこ俺が言おうと思っとったとこなのに
全員
おん。/わかった。

プリ小説オーディオドラマ