ヌナのことになると余裕ない >>>>

「 ちょっと 、その服で行くつもり ? 」
『 え 、何 ? 可愛いじゃん 』
同窓会に行きたいと言うから 渋々了承したのに 、
胸元開きすぎてる服着てるヌナ .
「 いやいや 、可愛いけどはだけすぎじゃない ? 」
『 分かってないな〜 これが可愛いのに 』
分かってないのはどっちだよ .
本当は行って欲しくないの伝わってない ?
男が居ることを知っててその服を着ていくんだよね ?
「 急にこんな事されたらどうすんの ? 」
ヌナの腰に手を添えて グッと引き寄せる
『 されないから大丈夫だよ 』
これでわかってくれると思ったのに ケロッとした顔でそう言われた
「 ムカつく 、ヌナまじで男のことナメすぎ 」
『 そう ? 』
『 男の怖さはヒスンから十分教えてもらってるつもりだけど 』
「 じゃあ尚更その服着ていくのおかしいって 」
『 珍しく余裕無いね 、ヒスン 』
珍しく余裕無い ? そんなの毎日だって .
『 ヒスンの上着貸して ? それ着ていく 』
「 はあ 、まじで 」
そういうの簡単に言うところ 、ヌナの悪いところね

『 元カレ居る 』
急に ヌナからそんなメッセージが届いた .
それって 見つかったってこと ?
それとも 遠くに居るのを見つけたの ?
焦って文字を打つ手が止まらないけど 、
逆にヌナを困らせるような気がして どうすればいいのか必死に考える
「 何もされてない ? 大丈夫 ? 」
でも そのメッセージから返信が来ることは無かった
何回も電話をかけたけど 出てくれなかった .
今から撮影があるから 助けに行きたくても行けない
アイドルという職業をしている自分を恨んだのは初めてだ .
「 ごめん もう撮影始まるからなんかあったら事務所来て 」
そう打とうとしたら 既読がついて返信が来た
『 ごめんごめん 見つかる前にめっちゃ遠くに逃げてた ! 』
そのメッセージを見て ホッとした .
もう撮影に行かないといけないのに スマホが手放せない
「 何もされてない ? 」
『 うん 全然大丈夫だよ〜 』『 ジェイ焦りすぎ ㅎ 』
「 いや 、ヌナの安全が1番でしょ 」
そう言ったけど 家に帰ったらめっちゃイジられた .

「 はあ ? アウトでしょ 」
スマホを見ながら 思わず声が出てしまった
女友達と海に行っているヌナがストーリーを更新したと思えば 、
上がっていたのは ヌナの水着姿の写真だった .
「 まじで何考えてんの 、」
この日の為にダイエット頑張ってたのは僕も知ってるし ( 元々痩せてるのに )
ストーリー上げたくなるのは分かるけどさ …
ヌナ単体の写真でさ 水着なんてほぼ裸みたいなもんなのに 、
親しいでもなく 全員が見れる状況なのおかしくない ?
「 まじで今すぐ消して 」
焦った僕は すぐにDMを送った . そしたら即レスでさ
『 あ 、やっぱりダメ ? ㅎ 』
分かってるなら 最初からやめてよ .
僕だってヌナと海行きたかったのに こんなの見たら耐えられないんだけど
「 男と繋がってるんでしょ ? 」 「 可愛いけどダメ 」
『 でも友達が綺麗に撮ってくれて 、』
その文字を見た瞬間 、ヌナの表情が浮かび上がった
まじでヌナの押しに弱いんだよな 、
「 じゃあ僕とのツーショットも上げて 」 「 無理なら今すぐ消して 」
って 必死になりすぎでしょ俺 、ㅎ

大学まで迎えに来て欲しいって言われたからさ 、
迎えに行ったのに俺は何見せられてんの
『 え 、だよね〜 』
正門の辺りで 男と楽しそうに話すヌナ .
俺が早く行けなかったのも悪いけど 、
楽しそうに話してるヌナもどうなの ?
「 ヌナ 、迎えに来た 」
しびれを切らした俺は 男の方も見ずにヌナに話しかけた .
『 ソンフナ来てくれたんだ ありがとね 』
心做しか この男と話してた時の方が楽しそうだった気がする
イラついたらダメだってわかってるのに 俺の拳を握る力は強くなってる
『 あ 、この人ね 同じ学部の …… 』
「 もう帰る ? 」 『 え 、あ うん 』
別に紹介しなくていいよ .
それより この状況から早く抜け出したいんだけど
「 じゃあ帰ろ 」 『 うん … 』
困り気味のヌナの手を引いて その場を離れようとする .
「 失礼します 」
最後に 男にそう言って 早足で帰った
『 ソンフン 、ごめんね 』
あーあ ヌナに謝らせて 俺何してんだろ













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。