※ 塚さん誕生日おめでとうございます
推して5年? ですかね
もうほんとだいすきです
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一条 side
飯塚さんは俺の隣で 、 何も言わずに本を読んでいる 。
距離は近いのに 、 触れ合うほどではなくて 、
でも離れてもいない 。
私はその曖昧な距離が 、 少しだけ苦しい 。
飯塚さんはページをめくりながら 、
何度か私の方を見る 。
視線が合うと 、 すぐ逸らす 。
その仕草だけで 、
胸の奥が静かにざわつく 。
" どこにも行かないで欲しい "
そんなこと考えている自分のほうが異常だと分かっている 。
飯塚さんは小さく言う 。
それだけ 。
それ以上は聞かない 。
私も 、 何も言わなかった 。
代わりに 、 飯塚さんの髪にそっと触れる 。
その時 、 飯塚さんがこちらを見た 。
拒まれない 。
受け入れられる 。
閉じ込めたいほど愛しくて 、
壊したいほど大切で 、
それでも壊せないなら 、 何もしない 。
この愛しさも 、
この衝動も 、
この沈黙も 、
ぜんぶ 、 壊さないために隠しているだけだから 。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。