第4話

# 好きなら好きって言えばいい 若指
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2026/01/11 13:00 更新
※ マイナーすぎる

  金久保さんがいる

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若林 side


俺には付き合っている人がいるんだが 、

彼はどうも " 好き " という言葉を言うのが難しいらしい 。

目を合わしてもすぐに逸らすし 、

近づくと顔を赤くするし 、

挙句の果てには金久保の後ろに隠れる 。

前2つは可愛いんだが 、

最後だけはどうしてもモヤッとする 。

俺の彼女だろ 、と心の中で小さく突っ込みながら 、

それでも強く言えないのは 、

指原が本気で恥ずかしがっているのを知っているからだ 。

金久保の背中から半分だけ覗く顔は 、

耳まで真っ赤で 、視線は床に落ちている 。
若林
おーい ... 
金久保
指原 、
指原
...
金久保の服の袖持っちゃってさ 、

流石の俺も妬くよ?

何も言わない指原は 、 俺のことをじっと見てくるだけ 。

俺の視線に気づくとすぐに俯いて 、

指先をもじもじさせる 。

強気みたいで 、全然強くない 。

可愛いって言われると拗ねるのに 、

嫌だとは一度も言わない 。

そのくせ俺が少し距離を取ると 、

不安そうにこちらを見る 。

ずるいくらいに 、可愛い 。

だから俺は溜息混じりに笑って 、

そっと手を差し出すだけにした 。

好きなら好きって言えばいいのに 。

でも言えないところも可愛いんだが 。






























































































若林
お前本当可愛いよな
指原
うるさいです
その声は小さくて 、でもちゃんと照れていて 、

俺だけに向けられたものだった 。

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