第69話

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2026/03/13 23:38 更新
《同時刻:STPR事務所》


今日はあなたの下の名前の誕生日の前日、今はあなたの下の名前が事務所に来るのを待っている。本当は当日に祝いたかったのだが、都合が合わず前日に祝うことにした。
てるとくん
てるとくん
(あなたの下の名前、遅いなぁ……)
事務所の一室の壁にかけてある時計を見てふと思う。予定時間から既に30分が経過している。あなたの下の名前は遅刻をするような子ではないのを知っている、だからこそ不安が募ってしまう。数分前に連絡してみたが、音沙汰無し。さらに不安が募る。
まひとくん
まひとくん
あなたの下の名前ちゃん遅いね〜
そうま
そうま
ばぁうも来ないし、2人してどうしたんだろ
しゆん
しゆん
どうせばぁうがなんかセクハラでもしてんじゃね?w
てるとくん
てるとくん
そしたら僕が許さないけど?
しゆん
しゆん
仮説な仮説
そまちゃの言う通り、ばぁうくんもこの場に来ていない。道中あなたの下の名前と会って一緒に来ているのか、それともなにか事件に巻き込まれたのか……。
てるとくん
てるとくん
っ、、、
あの時のことがフラッシュバックして、頭を抑える。1年前事故で記憶を失ったあなたの下の名前、そしてその時その場に立ち会えなかった僕。申し訳なさそうな顔で僕を見る、何も知らないあなたの下の名前。

あの日のことが、僕にとっては軽めのトラウマとなっていた。
てるとくん
てるとくん
(落ち着け、そう決まったわけじゃないんだから……)
でも、どうしてだろう。
なんで、こんなにも胸がザワつくのだろうか____。













プルルルルッ、プルルルルッ…
静まり返った部屋に、着信音が鳴り響く。それは僕のスマホからで、ばぁうくんからかかってきていた。

____さらに胸のざわつきが増す。


ピッ
てるとくん
てるとくん
もしもし、ばぁうくん…?
ばぁう
ばぁう
「……ぐすっ、てるちゃんっ…」
画面から聞こえて来たばぁうくんは、何故か泣いていた。
てるとくん
てるとくん
ば、ばぁうくん?どうしたの!?
ばぁう
ばぁう
「てるちゃんッ、ごめん…ごめんなさいっ……」
てるとくん
てるとくん
なんで、謝って……


































ばぁう
ばぁう
「───あなたの下の名前ちゃんが、事故に遭った」
てるとくん
てるとくん
……、え?
ばぁう
ばぁう
「信号無視した子供を助けようと道路を飛び出して──────」
ばぁうくんの言葉が耳に入らない。

なんで、どうして、どうしてあなたの下の名前ばっかなの。やっと、今の生活に慣れてきてたのに、慣れていたのに。神様はどうしていつも、僕らに刃を向けようとするんだ。


そのあとのことはよく覚えていない。通話をスピーカーにしていたから、そまちゃたちが色々対応してくれていたと思う。切ったあとはそのまま、病院に連れていかれた。
主
スクロールお疲れ様でした〜
主
うん、ごめんね推しよ
主
推しが苦しんでるのって、いいじゃないですか
主
ではまた次のお話で〜
KnightA-騎士A-
おつ𝓜𝓲𝓴𝓾

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