運命の歯車が、再び回り出す____
今日は私の誕生日の前日、てるとさんに呼ばれ事務所に向かっています。当日だとてるとさんの予定が合わなかったらしく今日になったんだけど、別に合わせなくてもいい気が……。
去年は目が覚めてなかったからお祝いできなかったし、内心楽しみである。
冗談はさておき、事務所に繋がる大通りに出る。すると人混みの中で目立つ赤髪が見え、もしかしてと思いその人へ駆け寄る。
ばぁうさんと並んで事務所へ向かう。赤髪と言っても、今のばぁうさんは帽子とマスクをしてる状態。完璧とまでは行かないけど変装している状態だ。
ちょっとだけ、闇が見えた気がする…。
招待で行けるならとても嬉しいけど、そうするとチケット代を払ってきてるファンの子達に申し訳なくなる。ご家族でもないし仲間って訳でもないのに、恋人だし…。
そんなことを考えていると、赤く光った歩行者信号を渡ろうとしている男の子が見えた。そしてその先には、車の姿が。
____助けなきゃ
気づいたら身体が動いて、男の子を守るようにして横断歩道に飛び出す。
キキィィィッッッ!!!














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!