第19話

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2024/02/18 09:27 更新
あの波乱の昼休みの後、早速依頼が入ったらしい。
国木田さん
乱歩さん、あなた。警察から……
その言葉を聞いてすぐに乱歩さんは目を輝かせ、話に食い付いた。
乱歩さん
依頼!事件の解決依頼だよね!
全く僕がいないと駄目なんだから!
あなた
(乱歩さん…可愛い…尊い…ほんまに私と年近いのかコレ……?)
今回は乱歩さんと同行できると言う事で、尊さのあまり鼻血大量出血で新たな殺人現場(死体は私)を此処に作り出しそうになりそうだ。

しかし、その気持ちをグッと抑えて私は依頼先に向かうための準備を始めた。
In 事件現場の裏路地
箕浦みのうら刑事
おお、名探偵と武装探偵社の。遅かったな。
大通りから離れ、港から少し歩いた所にある裏路地。そこが事件の現場だったらしい。
乱歩さん
やぁ箕浦君、そしてこのご婦人がこの事件の被害者…だね。
乱歩さんがハンチング帽を取り、胸に当てる。

この仕事についてかなりの回数亡くなった人を見てきたが、やはり慣れない物である。私もそっと胸の前で手を合わせた。
箕浦みのうら刑事
被害者はこの女性、市野地しやち よう。近頃有名になった企業の社長だと言う。
箕浦みのうら刑事
死因はそこに落ちてるナイフで数回刺されたことによる出血、第一発見者は彼女の秘書だ。
鯱野しゃちの しよ (秘書)
ど、どうも…。
長い髪を一つにまとめたメガネの大人しそうな女性だ。「10分で帰る」と言いって、20分経っても戻ってこなかった市野地を探していたら彼女がここで倒れていたというわけだ。
箕浦みのうら刑事
被害者の居場所は携帯のGPSアプリで特定出来たらしい。
鯱野しゃちの しよ (秘書)
万が一というために入れておいたのですが…。まさかこんな形で役に立つとは…。
その時、箕浦警部の携帯が鳴った。
箕浦みのうら刑事
もしもし……
箕浦が応答している時に、私なりに少し遺体の観察をしてみることにした。
あなた
(前世のコナンで培った知識を活かして…!)
遺体は結構綺麗な方…だと思う。争った形跡は特になく、うつ伏せで倒れてるから背中をグサッとやられてそのまま亡くなったのだろう。

殺害で使われたナイフ?はこの近くに落ちているモノって資料には書いてあった。
あなた
(そして今回の事件で1番気になるのは…!)
路地から表の道路へと続く道をみる。

そこには赤い足跡…

被害者の血溜まりを踏んだと思われる足跡がくっきりといくつかついていた。
あなた
(つまり犯人は…あの血の靴跡を付けた人ってこと!ふっ、我ながら完璧な推理…。)
箕浦みのうら刑事
おい…!大変だ!
その時、電話を終えたであろう箕浦警部が声を上げた。
あなた
どうしたんですか?
箕浦みのうら刑事
犯行の時間にあの靴跡が向かっている方の道路を通った奴らの情報が掴めた!
箕浦警部が持っているタブレットに目を向ける。そこには容疑者と思われる3人の男性と防犯カメラの映像が写っていた。

どの人もかなり大柄な体型だ。
あなた
つまり…この中の人の靴の裏から被害者の血痕が検出されれば…!
箕浦みのうら刑事
ああ、犯人が分かると言うわけだ。
あなた
早速、この人たちの靴を調べて…
乱歩さん
ちょっと待て。
私と箕浦警部が不思議そうに見る中、微笑を浮かべた顔で彼は言った。

























乱歩さん
この中に犯人は居ないよ。

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