放課後、誰もいない今日の自分の席であなたは
何か呟きながらノートをとっていた。
そんなあなたに飛び付くと、そのあなたはビクッとして俺を見た。
あなたの手元のノートを覗き込むと、歌詞のようなフレーズと簡単なメモが丁寧に記されていた。
パッと俺を見たあなたは、目に涙で一杯にさせていた。
そう言ってオロオロするあなたも可愛くて可愛くて…仕方無い。
細いあなたの小指に自分の小指を絡めて、ニッと笑う。
自身の席から椅子を持ってきて、あなたの隣に肩を並べるように__というか、肩が触れ合うくらい近くで座る。
窓から差し込むオレンジ色の夕日の光を受けて
煌めくあなたの瑠璃色の瞳が綺麗だ。
思わず見惚れそうになるけど、あなたの真剣な
表情に俺まで気が引き締まる。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。