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第12話

胡蝶の旋律(3) スバルside
227
2021/02/26 10:00 更新
あなた
ここで…ターンかな。
ステップステップ、ターン………
スバル
あなた、何してるの~?
あなた
ふみゅっ…!?ス、スバルくん…?
 放課後、誰もいない今日の自分の席であなたは
何か呟きながらノートをとっていた。

 そんなあなたに飛び付くと、そのあなたはビクッとして俺を見た。
あなた
し、心臓に悪いです、スバルくん………
スバル
ねえねえあなた、何書いてるの~?
あなた
これは………
 あなたの手元のノートを覗き込むと、歌詞のようなフレーズと簡単なメモが丁寧に記されていた。
あなた
今度、『planet』のお披露目ライブをするんです。
まだ皆さんには秘密ですがね
スバル
俺に今言っているけど~?
あなた
………あ
 パッと俺を見たあなたは、目に涙で一杯にさせていた。
あなた
ごめんなさい今のは聞かなかった事
に…!!
どどど、どうしよう敬人さんにお説教
される…っ!?
 そう言ってオロオロするあなたも可愛くて可愛くて…仕方無い。
スバル
みんなには秘密にしておくよ。
約束、ね?
あなた
ありがとう、スバルくん………
 細いあなたの小指に自分の小指を絡めて、ニッと笑う。
スバル
俺で良かったら相談とかのるよ?
あなた
あなや!本当に?
それじゃあ…お言葉に甘えてお願い
しても良いかな?
スバル
うん☆どんどん甘えて~♪
 自身の席から椅子を持ってきて、あなたの隣に肩を並べるように__というか、肩が触れ合うくらい近くで座る。

 窓から差し込むオレンジ色の夕日の光を受けて
煌めくあなたの瑠璃色の瞳が綺麗だ。

 思わず見惚れそうになるけど、あなたの真剣な
表情に俺まで気が引き締まる。
あなた
ここなんですけど………
スバル
ん~、そこはね~………
スバル
(今は、独占させてね)

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